
2022年5月29日 By CBC
テキサス州ユヴァルデのロブ小学校で24日に銃撃事件が発生し、二人の教師を含む21人が殺害された事件の2日後に上院議会の民主党は、超党派による銃規制法案の必要性を論議した。上院共和党の少数派リーダーであるミッチ・マコーネルは、共和党指導層に民主党と協議するよう要請した。複数の州で連続的に発生している銃撃事件を受けて、顕著な複数の警察グループは機能する銃規制について議会と論議することを要請する手紙を送った。約10日前に、ニューヨークの銃撃事件の被害者の家族を訪問したばかりであるバイデン大統領は今日、ユヴァルデの地域社会を訪問し、群衆の中から援助を求める声を聞いた。
マコーネルは、26日CNNのインタビューで、大量射殺に対処するための超党派の行動の可能性について民主党と議論するようマコーネルの次のリーダーであるテキサス出身の共和党上院議員ジョン・コーニンに奨励したと語った。彼は、ユヴァルデのロブ小学校で銃撃事件が発生した後にテキサス州に戻ったコーニンに会ったと言った。ケンタッキー出身のマコーネルは、超党派の銃の安全法案を制定するよう呼びかけているアリゾナ出身のキルステン・シネマとコネチカット州のクリス・マーフィーおよび関心を示している他の議員らと話をするよう促したと述べた。マコーネルは「このひどい虐殺の事実に直接関係する超党派の解決策を生み出すことができるよう願っています」と言った。
コネチカット州ニュータウンのサンディフック小学校で2012年に幼い20人の子供達が殺害された後、上院保守系の民主党議員ジョー・マンチン(ウェスト・バージニア)と穏健派の共和党議員パット・ツゥーミー(ペンシルベニア)は超党派の法案を紹介したが、フィリバスターを克服するために必要な60票には達しなかった為、可決することはなかった。今回もマンチンは、同様の法案を支持することに同意しているが、フィリバスター規定を除去することには依然として反対しているため、ミッチ・マコーネルがもっと多くの共和党に対して、安全な銃法に取り組むことを強く押し出すことがない限り、可決することは引き続き困難である。そのような状況の時、二つの警察組織は、議会の銃法制定に関連する協議を行うことを提案する手紙を送った。これは、警察組織によるほぼ前代未聞の動きである。
ニューヨーク・タイムスが28日に伝えたところによると、米国で最も著名な二つの警察組織は27日、カリフォルニア、ニューヨーク、テキサスでの最近の大量殺戮に対応し、銃の暴力を減らすために銃の政策について話し合う用意があると議会に伝えた。警察の友愛秩序と国際警察署長協会の二人の会長は、彼らが議会に送った書簡に「私たちの国の警察署長と大多数の警察官を代表する私たちの組織は、銃による暴力によって殺されるアメリカ人の数を劇的に減らすことを可能にする実行可能な解決策を特定することが不可欠であると信じています」と述べている。警察グループは別の声明で、今月、銃撃者によって殺害された30人以上の人々は「協調行動の必要性をはっきりと悲劇的に思い出させる役割を果たしています。挑発的で、言葉にならない暴力で殺されるアメリカ人の数を劇的に減らすために、銃の暴力に取り組み、実行可能な解決策を特定することが不可欠です」と述べた。国内最大の法執行官と指導者の組織が銃の暴力に関して、銃規制の行動を促した前例はほとんどない。
バイデン大統領とファーストレディは29日の日曜日に、テキサス州ユヴァルデのロブ小学校で死亡した生徒の家族を訪問した。テキサス州ウヴァルデに到着すると、バイデン大統領とジル・バイデンはテキサス州知事のグレッグ・アボットに会い挨拶を交わした。学校の校門の前に到着したバイデン夫妻は喝采と拍手で迎えられ、ジル・バイデンは多数の花が置かれた校門前で、持参した白いバラの花束を置くと、バイデン夫妻は祈りを捧げた。また、大統領はロブ小学校の女性の校長であるマンディ・グティエレスを抱擁した。ジルは犠牲者の巨大な切り抜きの肖像画に触れた。バイデンはニューヨークのバッファローのスーパーマーケットで人種差別と憎悪が動機であったとされる10人の黒人が死亡した銃撃事件の発生後、犠牲者の家族を慰めるため、5月17日に当地を訪問したばかりであった。今日、ロブ学校のメモリアル・サイトを去ろうとした時、バリケードが張られた群衆の中から「私たちはあなたの助けが必要です。私たちのことを忘れないでください!」という叫びがあった。その後、バイデン大統領とジル・バイデンは同じ地域にあるカトリック教会で死者を敬う為のミサに出席した。
バイデン大統領は今日、公的にスピーチを行う予定はなかったようである。そして、テキサス州出身である上院議会の主要メンバーである共和党上院議員ジョン・コーニンとテッド・クルーズがミサに参加していたという兆候もなかった。この状況は何を示唆しているのか?ミッチ・マコーネルがCNNに語ったことは、上院議会の共和党議員らが、銃の暴力によって小学生の犠牲者が増えることを防ぐため、何らかの法案を生み出すために真剣に民主党と協議する意図があるかどうか明白ではないことを示唆している。マコーネルは37年以上の長い経歴の中で、アサルト銃の制限やバックグランド・チェックなど、常識的な法案さえ、すべてブロックしてきた上院共和党のリーダーである。テキサスでは、州議員らの銃規制の動きが活発に論議されている中で、米国上院議会では、最低限の規制であるバックグランド・チェックを拡大する超党派の法案が既に提案されているものの、制定する方向に強く押されているという現状には至っていないようである。