投票に焦点を当てた No Kings運動

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Photo credit : WOODTV.com

土曜日(2026年10月17日)に50州で開催されたNo Kings(王はいない)イベントは大勢の人々が参加したようです。選挙まで20日が残された中で、主なテーマは、投票を呼びかけることでした。

17日には全米で2,500以上のイベントが開催されました。No Kings運動は2025年 6月から開始されていますが、共和党はこのイベントを揶揄いました。この組織のパワーを過小評価する人々は、No Kings運動を党派的あるいは非アメリカ的であるとし、主催者が過激左派や過激なグループと関係があると証拠のない批判を浴びせています。昨年10月に行われたNo Kings運動の全米でのプロテストには、共和党側から多大な反応がありましが、今年は大幅に減少したようです。

Photo credit : NPR

17日に開催されたNo Kings運動の中で、ワシントンD.Cにあるリンカーン記念堂では、母体の中央部に記載されたDonkeys Against Tyranny(専制政治に反対するドンキーズ)と書かれた空気で膨らませたゴム製のロバが注目を浴びました。また、ドナルド・トランプ氏の頭部の張り子の模型が横揺れしている様子が紹介されました。その大きな文字のメッセージはVoters Over Vanity (見栄より有権者)と書かれています。副大統領J・Dヴァンスや他の官僚をイメージする模型も含まれていました。そして、抗議者らはVOTE EARLY(期日前投票を)と書かれた看板も掲げていました。また、他の地域では、反イラン戦争は意味がないとする抗議および引き続き、交通停止において移民を銃撃するという事件が報告されている中で、ICEの残酷性に対する抗議なども目立っていました。

Photo credit : KPBS

一方、共和党はNo Kings運動を過激左派や過激なグループに関連があるとの偏見を主張していますが、トランプ氏の支持者は、No Kingsと呼ばれる名称に不満があるようです。彼らは名前を変更すべきだと主張していると示唆しています。17日のデモ抗議は、党派的な運動ではないとして、特に激戦州のジョージア州、ノース・キャロライナ州、およびテキサス州では、民主党の米国上院議会に立候補している候補者を招待していませんでした。

全米での集会を組織化しているNo Kings団体は、17日に 全米で集会を含む2,500以上のイベントを主催しました。集会は多様性があり、通りを一時的に車両通行止めにして、特定の街区や近隣地域の住民が企画する屋外の集まりやコンサートが行われました。No Kings組織によると、アメリカ自由人権協会 (ACLU)を含めて、既に300以上の団体の名称をリストしており、パートナーとして、抗議活動を組織化しています。10月17日に実施された大規模な一斉行動は「早めに投票」するよう促すことが主な目的であり、10月21日(水)は東部時間午前8時から午後5時まで、No Kings運動のオンライン集会を開催します。この集会では、投票率を最大限に高めるための最後の追い込みについて話し合うほか、選挙後に選挙結果の確定に向けた備えや、選挙結果を守るために今からどのような準備ができるか議論すると述べています。

同組織は「私たちは、すべての有効な票が確実に集計され、認定され、守られるようにしなければなりません。」No Kings組織は、「今日から投票日に至るまで二つの使命を掲げて活動します。一つは、投票資格を持つすべての人々に投票を促し続けること。もう一つは、選挙へのあらゆる妨害の試みに迅速に対応できるよう、全米規模のネットワークを準備しておくことです。 もし公職者が集計を妨害しようとしたり、正当な結果の認定を拒否したりするような事態になれば、私たちの運動は、選挙を守るために、規律ある非暴力的なコミュニティ行動として団結しなければなりません。あなたも、その一員です。 なぜなら、アメリカでは、指導者を選ぶのは国民自身だからです。私たちは、いかなる公職者であれ、有権者の意志を覆すような行為を断じて許しません」と非常に強く警告しています。

最後に、10月17日に開催された集会は、選挙が近いため、今年早期に実施されたNo Kings組織が主催したプロテストより、投票に力を入れたことで、ある意味では幾分緊迫感もあるようでした。過去数回の運動では、非民主的な政策を批判していましたが、今回は公平な選挙が妨害される可能性を懸念しているようです。トランプ氏は、2020年の大統領選に敗北して以来、証拠を提供することなく、選挙の統合性に懐疑心を植え付ける不正選挙を主張し続けているためであると思われます。300以上の組織と連帯しているNo Kings運動は、民主党が上院および下院議会の両方で多数派になる可能性もある中で、共和党側も穏やかではないようです。何しろ、有権者は経済を投票の最優先課題に挙げているからです。トランプ氏と有権者は益々距離があることを示唆しています。ワシントン・ポスト紙、ABCニュース、イプソスによる合同世論調査によると、アメリカ人の3分の2近くは、「トランプ大統領が大統領という職を利用して私腹を肥やしている」と回答しました。共和党支持者および共和党寄りの無党派層のうち、トランプ氏が私腹を肥やしていると考えている人の割合は34%に上り、2025年9月時点の22%から上昇しました。過去1年間で増加した回答の大部分は、共和党寄りの人々によるものでした。民主党寄りの無党派層は、1年前の88%から現在92%に増加しました。その他全ての回答者の72%は同様に感じています。これは2025年と変化はなく、圧倒的多数派はトランプ氏が金儲けに大統領職を利用していると感じているようです。

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