投票日の今日、最大の良好なニュースは、昨夜米国最高裁がトランプ政権によるカリフォルニア州の数万人の投票用紙を保留するという訴訟での試みを却下したことです。記者らは全国各地の投票場の近辺で有権者にインタビューを行なっていますが、ICE(移民税関捜査局)などの武装した連邦職員が派遣されている様子もなく、正常で平和的な投票が行われているようです。そして、通常の中間選挙より、投票参加は歴史的に増加していることが強調されています。これらは全て良い兆候です。
米国最高裁は、トランプ大統領の弁護士らが上訴した投票を妨害しようとしているカリフォルニア州の20,000人の投票用紙を別に保管しておくという試みを拒否したことが昨夜報告されました。予測より早かったこの決定は、再度署名もない1行の文書により、明白に違法であることを示唆しました。その裁判文書には「控訴審係属中の差止命令を求める申立ては、ケーガン判事に提出され、同判事から裁判所に付託されたが、棄却されました」と記載されています。トランプ政権は、最高裁にコメントを求めていましたが、それさえ提供されていません。選挙は郵便投票や早期投票を含めて、既に開始されていましたので、トランプ氏と彼の個人弁護士である司法省長官の行動がどれほど、非常識で理不尽であるかを浮き彫りにしています。加えて、ワシントンD.Cでは大陪審が司法省による投票不正に関連する訴訟を却下しました。これは民主主義の勝利であると言えるでしょう。
ミシガン、テキサス、ジョージア、アイオワ、メイン、ミネソタ、サウスおよびノース・キャロライナ、ニューヨーク、その他の州で、メディアが注目している特定の投票場付近では、有権者が長いラインで待っている様子が見られます。ミシガン州のアナーバーでは民主党上院選候補のアブドゥル・エル=サイード氏は投票を終えた人々と次から次に握手し、抱擁し、写真撮影を行い、その後、投票バッジを手渡していました。予備選でエル=サイード氏に敗北した米国下院議員ヘイリー・スティーブンス氏は、民主党から離党し、共和党候補者のマイク・ロジャースを支援しました。それでも、世論調査はエル=サイード氏がロジャースに楽勝する可能性を示唆しています。
具体的な数値は提供されていませんが、今回の中間選挙は全米で投票参加数が増加したと推測されており、特にテキサス州では劇的に増加していると報告されています。インタビューに応じた有権者の中には、今日の投票が彼らにとってどれほど重要であるかを認識していると語った男性もいました。同州のヒーストンでは人生で一度も投票したことがないと語った女性が、なぜ投票に参加したかを聞かれ、「私たちは変化を起こす必要があるからです」と述べました。別の女性は「議会はお金では買えません」と述べ、今回の選挙は人々の生活に関するものなので、「感情的なものなのです」と語りました。さらにある個人は「人々がもっと人間らしく扱われる」リーダーを望んでいると述べました。
さらに、インタビューを受けた人々の多くは人種的および文化的に多様であり、黒人、ヒスパニック系、イスラム教徒などの有権者が差別を経験していると表明しました。特にミネソタ州のミネアポリスでは、イスラム教徒であるソマリア系地域社会の有権者が、率直に彼らが非人道的な扱いを受けたとして声をあげました。ある有権者は「アメリカ合衆国大統領が、ソマリア人地域社会を攻撃するなんて、恥ずべきことです」と言いました。3人の子供の母親であると述べた女性は、トランプ氏が彼らを「ゴミ」と呼んだことを回想し、「それは受け入れられません。トランプは我々を攻撃しました。今、我々は戦う機会を得ています」と述べました。同じく、ミネアポリスでは、2024年にトランプ氏に投票した若い女性は「彼に投票したことを後悔しています。トランプが引き起こしたあらゆる苦痛に、自分も加担してしまったような気分です」と語りました。
全ての選挙が順調であるとは言えないニュースもあります。ニューヨーク州で複数の投票場で投票機に問題があり、合計約25万人の投票が処理できないと東部時間午後2時半頃報告されました。投票機はインターネットに接続されていませんので、外国政府からのハッキングではないことは明白です。技術的な問題である可能性があります。同州のキャシー・ホーコォ知事はこの問題を「不具合」と呼び、すべての票は確実に集計されることを明確にしました。夕方には、特に大きな問題は報告されていません。アラスカ州では、トランプ政権は民主党をターゲットにした調査を強化しているとテレビ・ニュースが伝えています。しかし、同州でも投票は行われている中で、投票場で注目された一部の有権者は幾分憂鬱な表情を見せました。
最後に、米国の有権者は、選挙日2026年11月3日の今日、多くの地域で、穏やかな気温と平和的な雰囲気の中で、投票に積極的に参加した印象がありました。10月30日の夜半に、連邦裁判所の判事がトランプ政権に対して、州及び地方の選挙管理当局を脅かさないよう命令したことや、昨夜米国最高裁がトランプ政権の投票妨害の試みを拒絶したことで、今日の投票日も順調であることを示唆しています。ICEを含む武装した連邦職員は派遣されておらず、有権者は穏やかな雰囲気の中で投票を行なっているようでした。有権者は、彼らの生活費が高騰していることについて、不満が蓄積していることを明らかにしました。そして、多くの有権者は、今日の選挙がどれほど重要であるかについて語りました。435の全ての議席が今日の中間選挙によって更新に直面している米国下院議会も変化が起きている早期兆候があると言われています。しかし、選挙結果が完全に判明するまで、それがブルーの波である可能性があるのか不明です。米国下院議会では共和党218議席、民主党214議席、独立系1議席、空席2議席で構成されています。独立系の議員は投票では民主党に参加する可能性が高いですが、4議席を追加することで、民主党は218の過半数によって下院議会の支配権を獲得する可能性があると予測されています。投票場の開閉時間は州によって異なりますが、開封は、東部時間午後6時半頃から始まりました。最初の開封はケンタッキー州とインディアナ州での米国下院議会での競争状況が報告されています。今年は、投票用紙の集計が早くなった地域もあるようです。選挙安全保障の準備の中で、議会は予算を提供したため、古い投票機を利用していた一部の州は新たな投票機を導入したと言われています。集計のスピードも、人口の多いカリフォルニア州やニューヨーク州などでは、遅れる傾向があるというパターンは変わらないと思われます。