6月4日の今日は、93年前(1919年)、初めて女性の投票権を認める米国憲法第十九条の改正が批准された日です。下院304対89票、上院56対25票の圧倒的な結果により、女性の参政権が認められた米国歴史上重要な記念日です。
米国は早くから、ウーマン・リブ運動が台頭した国であることは知られています。1840年代から80年代にかけて女性平等の権利を獲得するため活躍した、エリザベス・スタントンやスーザン・アンソニーなどの絶え間ない努力が実って女性の参政権が認められたのは、半世紀を過ぎてからです。
この女性参政権の勝利には重要なポイントがあります。それは、このような女性の先駆者の社会意識だと思います。彼女たちは、女性にも市民としての権利があるのなら、男性と同様の権利がないのは「自然の法則」に反すると主張していたからです。妻、母親としての役目は偶発的なものであり、女性は社会の一部であることの重要性を強調していたからです。これは、西欧に根付いていた性別役割の伝統に波紋を投げかける主張だったため、米国女性の世論を二分し、反女性参政権運動もあったのです。しかし、結局、勝利に導いた要因は、そのような反勢力より、女性参政権を目指す女性らの組織化や論争の展開が優れていたことも挙げられます。決定的な要因は、最後まで諦めなかった強さと組織の団結力かも知れませんね。現在、女性の避妊問題で論争があるため、11月の大統領選挙は、女性票が重要な鍵を握ることになるでしょう。