精神罹患率が低く治療アクセス率が高い州のランキング

精神的健康を促進するメンタル.ヘルス.アメリカの調査によると、精神的健康問題を抱える人々は全米に散在するが、25州の中で精神罹患率が低く、治療のアクセス率が良好である州はブルー州(リベラル)に多いことを示唆している。南フロリダ州にあるマジョリティ.ストーンマン.ダグラス高校で14日に発生した銃乱射による大量殺戮事件で少なくとも17人を殺害したニコラス.クルーズ(19歳)は、数年前父を亡くし、たった一人の家族であった母を最近亡くした。両親を失った後、友人の家に住んでいた彼は非常に深刻なうつ病の兆候があり、銃に魅せられ、AR-15アサルト銃を保持し、狩猟を好んでいたと報告されている。

この事件を受けて、今日再度上院議会で銃規制と精神健康の問題についての論争が再燃しているが、上院議会の建物の内側で、銃規制の必要性について記者に聞かれた上院情報委員会の委員長チャック.グラスリーは、銃乱射の犯人はほぼ全て精神的問題のある人ばかりであり、銃規制は問題を解決しないが、精神疾患者が銃にアクセス可能な状況に十分対処していないとコメントした。トランプ大統領はホワイトハウスからの声明で、この事件の犯人について「精神障害」があると述べ、孤独な若者のため、国がより多くの支援を提供する必要性があると語った。しかし、NRAと親密な関係のあるトランプは銃規制については一言も触れていない。ニコラス.クルーズの例は、精神健康と銃規制の両方の側面から考える必要がありそうだ。米国には精神的に問題を抱えながらも、費用がないため治療を受けることが不可能な若者を含め、全米で何らかの精神健康に問題のある成人または十代の患者が多数存在する。NAMI(精神病の全国同盟)によると、ほぼ成人の5人に一人(438万人)または 18.5%は毎年何らかの精神疾患を経験している。

メンタル.ヘルス.アメリカ(MHA)の15の調査基準(1. 何らかの精神疾患(AMI)を有する成人、2. 不法薬物又はアルコール、マリファナ、ヘロイン、コケインの依存または乱用を伴う成人、3. 深刻な自殺意識のある成人、4. 少なくとも過去1年前に重大なうつ病エピソード(MDE)を経験した若者、5. アルコール依存症及びマリファナ、ヘロイン、コケインなどの違法薬物使用の若者、6. 重度のMDEのある若者、7. 治療を受けなかった AMIのある成人、8. 必要な治療を受けていないことが報告されているAMIの成人、9. AMIのある成人被保険者、10. 費用のため医者に会うことができなかった障害を持つ成人、11. 精神健康の治療を受けていないMDEの若者、12. 一貫して治療を受けた重度MDEの若者、13. 精神的または感情的な問題の治療が含まれない民間保険に加入している子供たち、14. 個別教育プログラムの感情障害に特定された学生、15. 精神健康の問題を抱える労働者)の存在する割合の評価に基づき、総体的に精神罹患率が低く治療へのアクセスが良好な州のランキングは以下の通りである。以下25州のランキングは、精神的健康では問題が最も少ない州からの優位順を意味する。

順位 州名 順位 州名
1 マサチューセッツ  (L) 14 デラウェア (L)
2 サウス.ダコタ  (C) 15 ワシントンDC (L)
3 ミネソタ 16 ペンシルベニア
4 バーモント (L) 17 ミシガン (C)
5 コネチカット (L) 18 ネブラスカ (C)
6 アイオワ 19 カンザス (C)
7 ノース.ダコタ (C) 20 オハイオ
8 メイン (L) 21 ニューメキシコ (L)
9 ハワイ (L) 22 ケンタッキー (C)
10 ニュージャージー (L) 23 ロード.アイランド (L)
11 イリノイ (L) 24 カリフォルニア (L)
12 メリーランド (L) 25 ウィスコンシン
13 ニューヨーク (L)

C(保守派州)、L(リベラル州)、無記号(無党派または接戦州)

MHAは41州に支社がある全米でほぼ最大の非営利団体として、精神病を患っている人々のニーズに対応し、地域社会の全アメリカ人の総合的な精神的健康を促進することを目的とした米国を代表する評価の高い組織である。上記ランクは1909年に設立されたMHAの調査による。近年米国はオピオイド危機を含めて、精神健康の問題が非常に深刻な状況になっている。政治家は、銃乱射による大量殺戮が発生する度に、精神健康の問題に向けた改善を訴えているが、その取り組みについてはほとんど向上がない。この調査は、事実お金がなくて治療を受けられない多数の人々が援助されていないことを示唆している。中身の伴わない公約に基づき、巨額な資金を不要な壁建設の為に無駄な支出を選択している大統領下の米国は、このような人々が益々放置される可能性があることを示唆している。精神健康の問題が要因であるため銃規制が問題を解決しないと主張する議員らには、米国から精神上の健康問題を抱える救済措置さえ提案していない偽善的側面がある。それは、学校で頻繁に銃乱射による大量殺戮が発生する先進国は米国だけであるという異常な事実を反映している根本的な要因である。幸い25州の中で、精神罹患率が低く、治療のアクセス率が良好である州は精神健康の問題が少ないことを意味している。それは、国民を中心に置いた政策を打ち出す傾向のあるブルー (リベラル)州に多いことを示唆している。

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