グローバル時代の感染病に対する葛藤

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麻疹(はしか)が全米に拡大している。今年の流行は20年以来の大きな蔓延であると言われている。専門家はグローバル的な感染と反ワクチン予防キャンペーンが影響していると述べている。これは更に今後も拡大すると警告されているため要注意である。麻疹の蔓延が警告されている状況で、世界保健機関(WHO)はワクチンに対する懐疑心は、グローバル的健康の悪影響を及ぼすトップ10の原因の一つとして警告した。主なソーシャル.メディアは、最近ワクチンに関する誤情報と対抗する計画を発表した。

疾病対策予防センター(CDC)によると、2019年1月1日から4月11日までに20州で555人が麻疹に感染した。米国の麻疹は2000年に絶滅して以来、今年は二番目に大きな感染状況になっている。この期間にCDCに報告した州 はアリゾナ、カリフォルニア、コロラド、コネチカット、フロリダ、ジョージア、イリノイ、インディアナ、ケンタッキー、メリーランド、マサチューセッツ、ミシガン、ミズーリ、ネバダ、ニューハンプシャー、ニュージャージー、ニューヨーク、オレゴン、テキサス、ワシントンである。2010年から2019年に最も多かった2014年には667人の症例が報告された 。(CDCは毎週月曜日に更新している)ニュージャージー州、ワシントン州、ミシガン州、ニューヨーク州では同市とロックランド郡で、カリフォルニア州ではビュー郡での伝染は、麻疹が蔓延しているイスラエル、ウクライナ、フィリピンなどの他の国から「麻疹を持ち帰った旅行者に関連」している。従って、 国際旅行をする人は麻疹の予防接種を受けていることを強く勧めている。麻疹で死亡する場合もあるので、専門家はワクチンの接種を勧めている。

一方、米国では反ワクチン予防キャンペーンは、病気の蔓延より根強く頑固である。これは、麻疹が拡大している原因の一つである。反ワクチン.キャンペーンは最初にフランスで1973年に始まって以来、今日も続いている為、長い歴史がある。米国では近年、科学的証拠を提供せず、子供達が自閉症になる原因はワクチンであるとして、一部のグループが彼らの子供達にワクチン接種を拒否して以来、反ワクチン.キャンペーンは拡大している。次々に公表された研究では、ワクチンは自閉症の要因ではないことを示しているが、宗教団体の中には自由の権利を主張し、政府が彼らの健康まで管理することに抵抗を示している場合もある。

WHOによると「2019年の世界の健康に対する10の脅威 」の中に、反ワクチン.キャンペーンが含まれている。 同機関は、麻疹やジフテリアなどのワクチン予防可能な疾患の発生、薬物耐性病原菌が増加する報告、肥満率の増加、身体的不活動から環境汚染や気候変動による健康への影響、そして複数の人道的危機に及び、世界は複数の健康問題に直面していると述べている。WHOがあげている健康に悪影響を及ぼす10の脅威の中で、大気汚染と気候変動は最初にリストされている。次に非伝染性疾患、世界的なインフルエンザの流行、干ばつ、飢饉、紛争、人口移動などの脆弱な状況、抗菌剤耐性、エボラと他の高脅威病原体、一次医療体制の乏しさ、ワクチン拒絶反応、デング熱、インフルエンザのような症状を引き起こす蚊媒介性疾患、最後にHIVを挙げている。

反ワクチン.キャンペーンの動きに対抗するソーシャル.メディアも登場した。今年3月初旬、フェイスブックは、世界の大手医療機関と連携し、ソーシャル.メディア.プラット.フォームで、反ワクチン情報の蔓延と闘うための措置を取ると発表した。つまり、ワクチン誤情報を公的に特定することを公約した。これがどのような効力を発揮するか不明であるが、現在反ワクチン.キャンペーンはグローバル健康の脅威の一つになっている為、ソーシャル.メディアの役割は大きいと思われる。

要するに、麻疹に限らず、米国での全ての感染病は、海外からの訪問者、米国の住民、または海外を旅行し、帰国した米国人によって蔓延している。感染を防ぐ対策が十分なされている地域社会は、クリニックを訪問しなくても、ほとんどの薬局で、予防接種を提供しているため、頻繁に群衆の中に入る機会のある人、仕事の関係から国際旅行が多い人は、予防接種を受けることを専門家は勧めている。加えて、グローバル時代に生きている我々はどこに住んでいても安全であるとは言えない。病原菌は単一のソースから来ていない場合も多く、もっと複雑に絡みあっている可能性があるため、医療分野だけで対抗する問題ではない次元になっていることを認識する必要がある。

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