大統領弾劾の為の最初の驚くべき公聴会

|

|

トランプ大統領に対する弾劾プロセスの一環として、17日に開催された最初の公聴会で証言席に座っている人物は元トランプ.キャンペーンの初期のマネージャーであったコーリー.レヴァンドフスキーである。ほとんどの質問には応じないようトランプから要請されていたと言われている彼はその要望に従い、ほぼ全ての主要な質問に答えていなかった。しかし、レヴァンドフスキーの聴聞会は前代未聞の政治的打算を示す最初の例である。また、トランプに対する忠誠の鎧を被った彼の唯一の価値ある証言は、トランプが特別捜査官ミュラーの調査を弱体化することを援助するよう要請したことを明白にしたことである。この公聴会は前代未聞の驚くべき幾つかの展開があった。

下院司法委員会は17日、トランプ弾劾の最初のプロセスとして、コーリー. レヴァンドフスキーの公聴会を開催した。この公聴会には3人が召喚されていたが、実際に議会パネルの前に姿を見せ、証言前に宣誓を行ったのはレヴァンドフスキーだけであった。司法委員会の委員長ジェリ.ナドラーは開催の挨拶で、本日の公聴会の主題が「大統領の司法妨害と権力濫用」に関しており、先週投票で可決した委員会の手続きに基づいていると説明した。しかし、ホワイトハウスが他2名の証言者の出席を「妨げた」ことを昨夜知ったとし、ホワイトハウスは、現在一般市民である2名に「命令を与える法的またはその他の権限はありません」と述べた。その一人は、家庭内暴力の噂で解雇されたロブ.ポーターであり、リック.ディアボーンはさほど知られていない。ナドラーはトランプが過去の補佐的職員の証言を妨げる権利は大統領には絶対にないと断言した。

トランプが二人の証人の公聴会参加を妨げたとの前代未聞の権威主義的行為に加えて、別の驚きは、レヴァンドフスキーがキャンペーン.スタイルの冒頭陳述を読み上げ、彼の政治的野望を表明したことである。彼は陳述の中で、自己の背景や経歴を簡略的に紹介し、2015年1月、当時一市民であったドナルド.トランプに大統領選の可能性を探索することを援助する為、雇用されたと語った。2016年大統領選の共和党候補者であるトランプのキャンペーンで2016年6月まで約一年半マネージャーとして務めた彼は、その誇りと歴史的キャンペーンで役割を果たすことが名誉と特権であると強調した。彼はこの声明で、召喚された公聴会や特別捜査官のインタビューには積極的に応じたと述べ、トランプ大統領を非常に強く擁護しながら、公聴会を利用して彼自身の政治的名声を磨く意図があることを示唆した。彼は「トランプ.キャンペーンを献身的であるが、小規模の暫定的な組織から、歴史的かつ前例のないpolitical juggernaut(政治的に強力で圧倒的な機関)に変える手助けをする特権を持っていました」と述べた。公聴会に参加した17日、驚くことに、彼はニューハンプシャー州から上院議会に立候補することを同日午前8:54にツイートした。また、選挙資金を集めるため、スーパーパックを開始したことが党派を超えた複数のメディアに紹介されている。

次に驚いた事は、辞職して3年以上経過したレヴァンドフスキーが非常に強いトランプに対する忠誠心を示したことである。公聴会のテーマである「大統領の司法妨害と権力濫用」に従って、ミュラーの報告書に関連する質問が多かったものの、彼はイエスまたはノーの簡単な応答さえ、明快な返答を避けた。特に、トランプ大統領との会話についてはほぼ完全に質問に答えることを拒否した。しかし、公聴会のほぼ最後の段階で、ロシア捜査から辞退した当時司法長官ジェフ.セッションズにロシアの調査範囲を縮小するよう圧力をかける援助をするようトランプに以前依頼されたことを明白にした。しかし、彼は不法なことを依頼されたとは信じなかったと語った。

レヴァンドフスキーは2016年3月、ヒスパニック系アメリカ人の女性記者の腕を乱暴に掴み、公的に批判され、暴力的なイメージを与えたことで一躍知られるようになった。17日の公聴会での質問で、ロシアが2016年の選挙に干渉したことを認識しているかどうかの質問に対して、 認めると明白に答え、その行動に関与した全ての人物は「終身刑を受けるべきである」と答えた。また、トランプ.キャンペーンには100人以上の個人がロシアと接触があったことの事実も認め、終身刑を受けるべきであるとの主張を繰り返した。レヴァンドフスキーは、ロシアが選挙の勝利を援助したとのニュアンスが含まれている「ロシアの選挙干渉」を公式に認めたことのないトランプ大統領の態度とは全く異なる対応をした。また、彼がロシアと接触したかどうかの質問にも明白に「していない」と答えた。公聴会の前半部でトランプを完全に擁護する構えを見せた為、これらのロシアの選挙妨害に関する質問では、米国の民主主義を崩壊するロシアに対する拒絶の姿勢を示したことは最も印象的な驚きであった。

過去に二回政界入りに挑戦したものの、いずれも失敗しているレヴァンドフスキーは2015年にトランプに採用されて以来、全ての機会を自己向上のチャンスとして、上院への野望を育み、2019年9月17日の歴史的な公聴会を機会に、上院議員への立候補を公表したことは驚きである。最も重要なことは、合法または非合法であるかに関係なく、トランプがミュラーの調査を弱体化する努力があったことを認めたことである。これは、トランプの行動に司法妨害の努力があったことを示唆しているが、レヴァンドフスキーはトランプがロシア関連調査を停止、またはミュラーを解雇するような行動があったとは証言していない為、トランプに対する弾劾調査の為の最初の公聴会としてはインパクトが弱い印象があった。総体的には、ほとんどの重要な質問に答えることを拒否した為、非常に民主党を苛つかせ、ナドラーはレヴァンドフスキーに侮辱罪を科すと脅すほどの怒りを表明する瞬間もあった。

カテゴリー:

アーカイブ

アメリカ・ウオッチ- Yuko's Blogをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む