民主党はトランプ弾劾調査の最初の公開証言後、先に進む確信と意欲を強化している。下院議長ナンシー.ペロシは14日の記者会見で、トランプ大統領を贈収賄の罪状で告訴可能であることを示唆した。国務省の次官補ジョージ.ケント(左)とウクライナのトップ米国外交官ウィリアムテイラー(右)両氏の13 日の証言の主要点は、米国の国益に重要なウクライナ政策が、個人の政治的動機に基づいた根拠のない陰謀説に汚染されたことを示唆した。
ペロシ議長は14日、毎週行われる議事堂での記者会見で、「大統領が軍事援助とホワイトハウスでの会議を差し控えると脅迫することで、彼の政治的ライバルに対する調査を強要するという壊滅的な証言は、贈収賄の証拠を明らかにしました」と語った。この声明は、最初の公聴会で、民主党が弾劾を押し進める確信を強化し、贈収賄で弾劾記事を書くことができると示唆した。
また、冒頭声明でテイラーとケントの両氏は、彼らが強調すべき要点を文書記録にまとめ、米国議会が提供するウクライナの援助金がなぜ、重要であるかを歴史的背景もふまえて詳細に説明している。一般公開の証言では、普通の証言者が避ける「イエス」または「ノー」の回答が多い非常に簡単明瞭な、ほぼ申し分のない対応をした。両氏は、米国指導者が政治的ライバルに関する調査を外国政府に要請することは適切ではないと証言した。主要メディアのニューヨーク.タイムスとワシントン.ポストが注目した両氏の主要点には次のような内容が含まれている。
1.トップ米国外交官であるテイラーは、トランプはウクライナよりもバイデンの調査に関心があると言われたことを明白にした。彼は、トランプが元副大統領と彼の家族を調査することに没頭していることがウクライナに対する彼の行動にどのように影響したかについて、下院情報委員会での証言で新しい詳細を提供した。
2.ケントは、政治的動機による調査を始める努力がウクライナに関する米国の政策を「汚染していた」と述べた。ケントは、大統領の個人弁護士であるルディ.ジュリアニがウクライナの米国大使に対して中傷キャンペーンを実施し「政治的に動機付けられた調査を開始する」努力を主導したと冒頭声明で証言した。また、その冒頭声明で、ケントは8月中旬までに、ホワイトハウスでの会議を望んでいるウクライナのヴォロディミール.ゼレンスキー大統領を利用して、トランプのライバルに対する調査を開始するよう圧力をかけたジュリアニの努力は「今、ウクライナとの米国の公約を汚染している」と結論付けた。
3.下院情報委員会の委員長アダム.シフは、トランプの大統領補佐官代理を務めるミック.ムルヴァニーが政府のQuid Pro Quoの慣行に「慣れなさい」と述べたことに言及した。ホワイトハウスの記者会見で、先月ムルヴァニーはトランプとゼレンスキーとの会話にQuid Pro Quoがあったかを聞かれた時、「外交政策では我々は常に行っています。慣れなさい」と述べた。シフは、ムルヴァニーが「トランプの行動を適切で大統領にふさわしいものとして受け入れるべきである」と主張したとし、「彼が再選キャンペーンを支援する為、調査を実施するよう同盟国に条件を付け、強要または賄賂を試み、ホワイトハウスでの会議または数億ドルの必要な軍事援助を保留する事にアメリカ人が慣れ、それを大統領に期待すべきことですか」と尋ねた。
4.公聴会で民主党を代表した弁護士のダニエル.ゴールドマンからの質問で、テイラーは「覆い隠されているが、明確であることを示す多数の確認事項を引用」し、quid pro quoがあったことを非常に明確にした。ゼレンスキー大統領が政敵の調査を行うことを発表しない場合「行き詰まり」があるとソンドランドがテイラーに言っている意味は、米国の軍事援助がそれらの調査に条件付けられていることであり、ゼレンスキーが、その調査を発表しない場合、トランプは安全保障援助をしないことを意味すると理解したと証言した。
5.ケントはトランプとジュリアニの陰謀論を却下した。2016年の選挙で干渉したのはロシアではなく、ウクライナであるとのトランプとジュリアニが追求した陰謀説は、幾つかの点で、真剣には受け取られていなかったことを明らかにした。ゴールドマンが「貴方の知識に2016年の選挙でウクライナが干渉したという主張を支持する事実に基づく根拠はありますか」と尋ねた時、ケントは「私が知る限り、ロシアの干渉が干渉の中心にあったことは十分に明らかだと思います」と述べた。ケントはトランプがゼレンスキーとの電話で提案された調査に関与しているとして引用した会社の名前さえ精通していないとし「正直なところ、9月25日にこのトランスクリプトを読むまでCrowdStrikeのことを聞いていませんでした」と言った。ケントの仕事はこの地域に集中していたため、それは重要である。彼はCrowdStrikeになじみがなく、根拠のない「この陰謀説がいかに曖昧だった」かを示唆している
民主党にとって、水曜日のテイラーとケント両氏の強力な証言の中心にあるものは、米国の大統領とその同盟、および米国の役人が個人的および政治的利益を追求する動機に基づいて、米国の重要な外交政策を「ハイジャック」したという広範な腐敗を描写している。13日の公聴会は、通常一般的なアメリカ人が仕事をしている時間帯に行われた為、どのくらいのアメリカ人が事前録画してまで、帰宅後に証言をみたかどうか不明である。ほとんどの米国人は、見ないと推測されているが、証言の重要な箇所はメディアがビデオおよび文書の記録として残す為、真実を知る国民が増えることは確実であると言われている。