
今年の選挙は、圧倒的多数の米国人が投票に参加する動機があると言われている。歴史的に健康上の危機がある中で、前代未聞の早期投票の波動が拡大している。米国選挙プロジェクトの統計によると、27日の午前中までに郵便投票を含めて6,700万人以上の有権者が既に早期投票を行った。2020年に新たに投票登録した民主党の人口数が共和党の二倍近くである記録は民主党候補者の前副大統領ジョー.バイデンに良好な兆候であると言われている。加えて、数年前から人口動態の変化により、若い人口層の有権者が増加していることも良好な兆候である。
副大統領マイク.ペンスのチームの少なくとも5人がコロナウイルスに感染したと報告されている中で、昨夜東部時間午後9時頃、上院議会は52対48票で、トランプ大統領が指名した三人目の判事エイミー.コニー.バレットを最高裁判事として承認した。その約5分過ぎからホワイトハウスの外側で宣誓式が行われた。バレット判事は、最高裁が政治的な課題に取り組むべきではないと述べ、「独立した判事として、恐れのない、そして愛顧のない」判定を行うと公約した。一方、トランプ大統領が「私たちは方向転換している」と繰り返し主張しているCovid-19の現状とは逆に、感染は蔓延の開始以来最も速い速度で米国全体に広がり、過去1週間で1日あたり平均70,000件以上の新規症例が報告されている。歴史的な健康の危機の中で、前代未聞の莫大な参加者による現場投票が実施されている。今週末、米国の各地で、長い列に並ぶ人達は数時間、最大10時間以上も待たされる地域もある中で、敬意に値する辛抱強さを示した。昼食や夕食を取れない彼らの中にはピザが提供されたグループもいる。また、長い列に並ぶ人々にボトル水を無料で配給する人々、有権者の疲れを癒すため、通りや会場の近辺で音楽に合わせてダンスを披露するグループなど、厳しい投票参加をむしろ祝っているような明るさが見られた。27日フロリダのオーランドでの集会で、オバマ前大統領は最高裁が26日、投票用紙の受理期限を6日延長していたウイスコンシンの規定を5対3で打破した為、早期投票を促した。しかし、ほとんどの州で、前代未聞の早期投票が促進されている。
米国選挙プロジェクト(UEP)による10月27日午後2時の更新によると、早期投票は合計67,411,663である。この中で郵送投票は45,057,515、対面投票は22,354,148である。UEP の10月25日の早期投票分析によると、その時点で、約6,000万人が既に投票しており、その数字は驚異的である。全国的に、2020年の早期投票は、2016年の選挙で投じられたすべての投票の43%を超えている。以下の 一部州の早期投票のペースは、ほぼ確実にそれらの州で今週、2016年の総投票数を上回り始めている。例えば、テキサス州では2016年の総投票数の80%が早期投票に参加した。モンタナでは70%、ノース.キャロライナで65%、テネシーでは65%、ジョージアで65%、ニューメキシコは60%、ハワイ (ホノルル郡)で60%、ワシントンでは60%、フロリダで60%の有権者が早期投票を終えた。
次に、郵便投票の申請と郵便投票用紙の返送率において「民主党は大きな利点」がある。以下、表1の全国の数値は、すべての投票登録州で反映されている。 それらは、カリフォルニアのような大規模な民主党州が全て郵便投票で選挙に参加した結果だけによるものではない。
表1:党派別の郵便投票返送率
| 党派 | 返送された投票用紙 | 配分率 | 郵便投票申請 | 返送率 |
| 民主党 | 10,989,134 | 52.3% | 23,562,336 | 46.6% |
| 共和党 | 5,146,889 | 24.5% | 13,428,915 | 38.3% |
| 第三党 | 130,376 | 0.6% | 366,940 | 35.5% |
| 無所属 | 4,752,927 | 22.6% | 15,264,187 | 31.1% |
| 合計 | 21,019,326 | 100.0% | 52,622,378 | 39.9% |
次に、当機関の記録によると、非常に良好な兆候はアリゾナ、カリフォルニア、コロラド、コネッカット、フロリダ、アイオワ、カンザス、ケンタッキー、ルイジアナ、メリーランド、メイン、ノース.キャロライナ、ネブラスカ、ニューメキシコ、ニュージャージ、ネバダ、オクラホマ、オレゴン、ペンシルベニア、サウス.ダコタの20州で新たな有権者が早くから投票登録を完了したことである。今年新たに投票登録した有権者の率を党派別にみると、最も高いのは民主党である。
表2:投票登録した総数
| 党派 | 集計 | 登録率 |
| 民主党 | 16,086,596 | 48.1% |
| 共和党 | 9,724,780 | 29.1% |
| 第三党 | 196,870 | 0.6% |
| 無党派 | 7,432,798 | 22.2% |
| 合計 | 33,441,044 | 100.0% |
次に、若い世代の投票参加は今年圧倒的に増加している。ハバード.ケネディ.スクール政治研究所が26日に公開した分析によると、アメリカの18歳から29歳を対象にした全国世論調査では、今年の選挙に歴史的な関心が見られる。この年齢層で数十年に観察された中で、今年は高い投票率であることを示唆した。同機関の所長であるマーク.ギアランは、この若い世代が「ヘルス.ケアやメンタル.ヘルスから人種的および社会的正義に至るまで、日常生活に影響を与える問題は投票することであると認識しています。この選挙への前例のない関心、早期投票と郵送投票の大幅な増加は、歴史的な投票率が高いことを示す前兆です」と述べている。また、この世代が有権者の中で最大の投票グループになるにつれて、彼らの注目に値する市民参加は将来の非常に良い兆候であると述べている。この世代の回答者の63%は「間違いなく投票する」と回答した。これは、2020年9月の調査で測定された投票率と一致しており、2016年の同時期の47%に比較すると対照的である。また、すべての若い成人の47%はジョー.バイデンを好意的に見ており、否定的に見ている41%を上回った。第三党の候補者を好む有権者がジョー.バイデンとドナルド.トランプの双方競争において、どちらかの選択を求められた時、バイデン(65%)はトランプ(25%)を大幅にリードした。
要するに、UEPの分析は、今年より多くの民主党が共和党よりも早期投票を行なっていることを示唆している。加えて、民主党の投票登録率は、共和党の登録率を遥かに超過していることである。バイデンに対する別の確信は、元ニューヨーク市長のマイケル.ブルームバーグが27日、テキサスとオハイオでのテレビ広告に今後数日で約1,500万ドルを費やすと発表したことである。これは、テレビ広告に出費する十分な選挙資金が不足しているトランプに比較すると、政策を訴えるバイデンに有利であると言われている。これまでのところ、郵便投票は前例のない歴史的な規模であるため、11月3日の夜に選挙結果は判明しないと予測されている。郵便投票の集計も含めて、数日以内に全ての選挙結果が判明する可能性はほとんどないと言われている。郵便投票率は、民主党が圧倒的に多いため、トランプは再度、投票の集計が2〜3週間遅れることは馬鹿げていると述べ、まだ半分も集計されていない可能性がある11月3日の夜に勝利宣言するべきであるとして、3日後の郵便投票の集計は廃止するべきであると主張した。