マイクロソフト社を含めて、米国の140以上の主要企業は27日、超党派の約1兆ドルのインフラストラクチャー法案を通過させるよう議会に緊急要請した。バイデン政権と上院共和党および民主党議員らが交渉した法案は50万の製造業の雇用を追加すると推測されており、米国民の大多数が支持している。バイデン大統領はこの法案の通過に関して、楽観的であると述べている。上院共和党の複数の交渉者も肯定的な観測を提起している中で、多数派民主党リーダーのチャック・シューマーは今夜試験的な投票を行い、大成功を見た。
AEMメディア統計によると、米国上院議会の両党の議員らが交渉を続けている超党派のインフラストラクチャー法案は、米国が「非常に必要とされている」インフラの欠点に対処する「歓迎すべき妥協案」である。この「建設業界の活性化は2019年の米国の貿易政策による悪影響と2020年の(コロナウイルス)のパンデミックで悪化した建設機械メーカーを支援する」のに役立ち、インフラストラクチャーに関連する投資は、バイデン大統領の最初の任期最後の2024年までに約50万人の新しい製造業の雇用を創出する可能性がある。製造業の仕事は2022年から8年間で1.1兆ドルが費やされ、資金の75%はプログラムの最初の5年間で、費やされると想定されている。また、議会は5年間でさらに3,030億ドルの交通費を認可すると想定されている。機器製造に直接関係する約100,000の雇用は、平均賃金より35%高く、年間約88,000ドルの賃金支払いになると予測されている。その他のインフラストラクチャーには公共交通機関、鉄道の改善、水の改善、電力ブロードバンド・アクセス、気候変動の対処、空港整備、電気バスなどに4,520億ドルが組まれている。
米国の大手企業も包括的なインフラストラクチャーを通過させるよう議会に圧力をかけているため、雇用の見通しが可能になっている。事実27日、ブルンバーグ、ユナイテッド・エアーライン、マスターカード、S&P グローバル、大手ハイテク業界マイクロソフトを含む140以上の主要企業は、議会のリーダーたちにホワイトハウスが提案した法案を可決するよう求めた。発行された公開書簡は、上院多数党首チャック・シューマー、上院少数党のリーダーであるミッチ・マコーネル、下院議長ナンシー・ペロシおよび下院少数派リーダーのケビン・マッカーシーの4人に宛てられた。その書簡には「米国の崩壊しつつあるインフラストラクチャーを更新および再構築する事を待望し、切実に必要とされているプログラムである超党派のインフラストラクチャー法案を可決するための貴方の有望な努力に対する強力なサポートを表明する」と述べている。また、「米国の持続可能な成長に必要な基盤であるこのプログラムが物理的およびデジタル資産を最新化および拡張する」方向になるよう願っていると書いている。加えて、労働者、企業、州および地方政府、アメリカ国民が共有する優先事項を反映している議会とバイデン政権による熱心な取り組むは、多額の民間投資を活用し、連邦政府に大きな利益をもたらす」と肯定的な期待を伝えている。
米国上院議会の共和党および民主党が数ヶ月間交渉をしていた超党派の法案は、米国民にも支持されている。7月22日に公開されたAP/NORCの世論調査によると、大半のアメリカ人は総体的にインフラストラクチャーに投資し、改善する事を支持している。しかし、それぞれのインフラに関連する個別のプロジェクトを支持する割合は党派別に違いがある。
| プロジェクトへの投資 | 全体 | 民主党 | 共和党 | 独立系 |
| 道路・橋 | 83% | 87% | 79% | 80% |
| 水道パイプ | 79% | 85% | 70% | 79% |
| ブロードバンド | 62% | 78% | 44% | 54% |
| 地方公共交通機関 | 61% | 76% | 42% | 59% |
| 旅客および貨物サービス | 53% | 68% | 37% | 46% |
| 電気自動車充電ステーション | 45% | 64% | 23% | 40% |
大半のアメリカ人が超党派の約1兆ドルのインフラストラクチャー法案を支持している中で、28日上院議会では投票が近い状況になっている。共和党上院議員の交渉者であるロブ・ポートマン、リサ・マーカウスキ、ビル・キャシディー、スーザン・コリンズ、ミット・ロムニーの5人は上院少数党首のミッチ・マコーネルに会った後の夕方、インフラストラクチャー法案は合意に達したと5人を取り囲んだ記者団に発表した。ロムニーは記者団に「ワシントンが機能することを確認することも重要だと思います。共和党と民主党が協力して、超党派的なものを考え出すことができます」と語った。また共和党の交渉主任であるポートマンは「現在、主要な問題について合意に達し、前進の準備ができています」 と述べた。民主党多数派リーダーのシューマーは、重要な手続き投票を実施する計画を発表し、投票はあると述べ、両党の議員らが賛成票に投票するため、通過に必要な60票はあることを示唆した。そして、28日午後7時前、この法案について、論議を行うかどうかを決定するための投票を行い67対32の圧倒的票差で通過した。討論が始まると、次に討論を終えるかどうかの投票が行われ、これに成功した場合、数日以内に最終的な投票が行われる予定である。
今日の投票はテスト的なものであると言われている。民主党全員50人が投票に参加し、17人の共和党が民主党に参加した為、これは完全な超党派の取り組むであることを示唆している。長く待たれた超党派の交渉による法案の可決は、多数の企業の要請でもある為、投票日には可決する可能性が高い。今日、ペンシルバニア州マカンジーのマックトラック工場のツアーに参加しているバイデン大統領は「私はそれについて自信があります」と述べた。これまで、何回も交渉に挫折し、討論まで進むことはなかったが、交渉を担当した両党議員らの忍耐と前向きな姿勢は称賛に値する。今日までの進展を見ると、数日後の投票はバイデン大統領が表明した確信が現実的であり、可決した場合、雇用拡大の為のインフラストラクチャー法案はバイデン 就任以来、最初の超党派の法案ということになる。