
2021年11月10日:殺人裁判中のカイル・リッテンハウス By ABC News
昨年8月下旬にウイスコンシン州のケノーシャで起きたブラック・ライブズ・マター運動の抗議活動中の致命的な銃殺での犯人は当時17歳であった。昨日(10日)の裁判での証言で、彼は自己防衛の為に自分がやるべきことをしたと述べ、ある時点で彼は泣き出した。現在18歳のカイル・リッテンハウスは非常に厳しい複数の罪状に直面している。特に、彼の年齢で銃器を公然と持ち歩くことは同州の法律に違反しているだけでなく、あまりにも無謀に人々の生命を危険に晒した罪が重大であることを示唆している。特に10日の一部公開裁判での裁判官、検察官、少年の弁護士の全てが喧騒的であり、穏やかな裁判ではないことが特徴であった。
ケノーシャで昨年8月25日に抗議者の二人が銃撃で死亡し、1人が負傷した時、10代の若者は半自動小銃を持ち、抗議者の間を歩いていた。銃を抱えて暗い通りを歩いている彼は通りすがりの警察のパトロールに停止されることもなかった。イリノイ州に在住する17歳のカイル・リッテンハウスは、デモ隊、武装した民間人などが互いに対立し、平和的な抗議行動が混沌に陥ったため、薄暗い街の通りで起きた事件中の26日、ケノーシャ南西部から約30分離れた場所で逮捕された。複数の傍観者が撮影した動画は、たちまちソーシャル・メディアに広がった。リッテンハウスはフェイスブックにブラック・ライブズ・マター運動、警察への支持、裏庭で射撃の練習を行っているシーン、狙いを定めているポーズ、武器を組み立てている彼のビデオなどを投稿し、彼がかなりの銃愛好者であることを示している。10日に裁判所での証言席に座っていたリッテンハウスは、ウィスコンシン州ケノーシャでの抗議行動中の殺人による裁判で、数時間の証言を行い、陪審員に「私は自分自身を擁護しました」と語った。リッテンハウスはデモの混沌中に「3人の男性を撃っ前の瞬間を説明する」ように求められたとき、その場で、泣き出した。リッテンハウスは、男が彼に突進したと言った。その様子を描写したビデオは、数回10日の裁判中に紹介された。
リッテンハウスはウィスコンシン州の法律で、どのような犯罪容疑に直面しているのか? 10日のニューヨーク・タイムスによると、彼は次の5つの罪状を科せられている。⑴ 無謀な第一級殺人:彼の犯罪は人間の生命を完全に無視している状況下で、他の人間を無謀に死に至らしめた。⑵ 安全性を無謀に無視した第一級の危険性:刑事告発では、リッテンハウスは発砲し、撃たれなかったものの無謀に人々を危険にさらした罪で起訴されている。⑶ 他の州での第一級殺人に類似した犯罪は、法律で指定された特定の緩和状況なしに、ある個人または他の誰かを殺すことを意図して、別の人間を死に至らしめる事として定義されている。リッテンハウスは、アンソニー・フーバーを死亡させた致命的な銃撃に関連し、この容疑に直面している。それは終身刑の基本的な判決をもたらすクラスAの重罪である。
⑷ 意図的な第一級の殺人未遂 :ウィスコンシン州法では、意図的な第一級殺人を企てることはクラスBの重罪である。リッテンハウスは、負傷したガイジ・グロスクロイツの銃撃に関連してこの容疑に直面している。それは懲役60年までの基本的な判決をもたらす可能性がある。⑸ 18歳未満の人による危険な武器の所持: ウィスコンシン州は、成人が銃器を公然と持ち運ぶことが合法であるオープン・キャリー州であるが、未成年者の銃器携帯を禁じている。 リッテンハウスは事件当時17歳であった。この犯罪はクラスAの軽罪であり、最高9か月の懲役、最高10,000ドルの罰金、またはその両方の基本刑が科せられる。加えて、 危険な武器の使用に関するウィスコンシン州法の規定は、危険な武器を所持または使用すると脅迫している間に犯された犯罪による刑罰を最大限に延長している。刑事告訴は、上記5件の重罪判決のすべてに対して、この規定が採用されることになるとタイムスが伝えている。
この裁判の論争の中心は、当時17歳だったリッテンハウスがAR-15のセミ・自動ライフルの物騒な武器を持って、街を歩き回る理由はないということである。検察官のトーマス・ビンガーは、なぜ彼が銃を持っていたかを執拗に聞いたため、リッテンハウスは「自分の保護のために銃を持ってきました」と言ったが、それを使う必要性を感じるとは思わなかったと付け加えた。また、 彼の年齢では、帰宅する門限があるはずだとし、暗くなる前になぜ帰宅しなかったのかとビンガー検察官は聞いた。また、ビンガーは、リッテンハウスに向かって走って近づいたジョセフ・ローゼンバウムは武装していなかったにもかかわらず彼にライフルイ銃を向けた理由について強く聞いた。彼は、もっと近づいたら殺すつもりであったのかと聞いた。リッテンハウスは、この質問に対し、ローゼンバウムが彼の武器を取り上げようとしていると信じていたが、ローゼンバウムを殺したくなかったと述べた。また「もし私がローゼンバウムに銃器を奪われたら、彼はそれを使って私を殺し、恐らくもっと多くの人々を殺したでしょう」と言った。
通常見られない裁判での展開の中で、カイル・リッテンハウスの弁護士コーリー・チラフィシは10日の午後、検察官の違法行為を主張し、再審の可能性のない裁判の無効を宣言するようブルース・シュレーダー裁判官に求めた。弁護側のこの要請は、シュレーダー裁判官と事件の主な検察官であるトーマス・ビンガーとの間で、裁判官が彼の命令に違反していると認めたものについて午前中の激論があった後に来ている。シュレーダー裁判官は、ビンガー検察官が不法裁判の申し立てに反対したとして、午後に再びビンガーを叱責した。ビンガーは、彼の違法行為を否定した。シュレーダー裁判官は、不審な申し立てに対応するためのより多くの時間を検察官に与えると述べ、ビンガーはリッテンハウスの尋問を再開することが許可された。 しかし裁判官は、ビンガーが故意に彼の命令に逆らったと信じていることを明らかにし、「あなたが誠意を持って行動していると言うとき、私はそれを信じません、いいですか?」と言った。 彼は「二度と同じ事が起きないようにした方が良い」と警告した。
昨日ウィスコンシン州ケノーシャで行われた殺人裁判で、抗議の混沌の中で、カイル・リッテンハウスの砲発によって死亡した男性は非武装のジョセフ・ローゼンバウムと抗議者の群衆の中にいたアンソニー・フーバーの2人である。二人の殺害に加えて、ガイジ・グロスクロイツを負傷させた罪で起訴された現在18歳のカイル・リッテンハウスは10日、2020年8月の警察の暴力に対する抗議中に自衛のために行動したと主張した。リッテンハウスの弁護士は、裁判停止を昨日求めたが、裁判は今日も続いている。恐らく、最も注目されているこの裁判の顕著な点は、シュレーダー裁判官が使用する言葉は裁判官らしい慎重さに欠け、露骨であり、論争的であり、検察官に対して攻撃的であり、非常に分裂した雰囲気を醸し出していることである。更に、十代の未成年がこの状況におかれる背景には、両親の監督に問題があることを思わせる。17歳の少年が、危険な武器を持ちながら薄暗い街を歩いている様子は当時すぐにテレビで紹介されていたにも関わらず、明らかに彼は自由奔放に振る舞っていた。これも銃社会アメリカの驚異的な一側面であり、他の常識的な世界からの見解では信じられないショッキングな光景である。