コロナウイルス対策に関連する制限への反対を先導していたワシントン州の州上院議員はCovid-19で死亡したことが今日報告されている。最近の世論調査は、オミクロンに対する警戒が高まっていることを示唆している中で、米国感染専門家でホワイトハウスの感染対策顧問であるアンソニー・ファウチ博士は今日、オミクロンの感染数は特にワクチン未接種の地域で、圧倒的に増加すると警告した。また、カイザーのワクチンに関連するモニターは、ワクチン接種者と未接種者との間で社会・政治・経済的に顕著な違いがある。つまり、どのような人々が最もワクチンを接種しているか又は最もしていないかを浮き彫りにしている。
ワシントン州の州議会共和党上院議員ダグ・エリクセンは、エルサルバドルへの旅行でCovid-19に感染したことを数週間前に発表し、死亡したことが19日に伝えられている。彼は感染後に、フロリダに旅行し、病院で治療を受け、国内では入手困難であったモノクローナル抗体を手に入れる方法についてアドバイスを求めていたと報告されている。エリクセンは、民主党の知事下で、実施されているマスク、ワクチンなどのコロナウイルス対策について反対し、州全体のワクチン義務を阻止しようとする法案を提出していた。2016年のキャンペーン当時から、ドナルド・トランプの支持者であったと言われているエリクセンは2010年から州議会で勤務し、約12年間ワシントン州議会で共和党議員として奉仕した。
アンソニー・ファウチ博士は19日、CNNのState of the Unionのホストであるジェイク・タッパーとのインタビューで、オミクロンの入院と死亡数は、特にワクチンの接種率が低い地域で激増すると警告した。彼は「残念ながら、それは起こると思います。 国内の一部の地域、特に予防接種のレベルが低い地域では、病院システムに大きなストレスがかかるでしょう」と述べた。彼は優勢なオミクロン変異体の急増は「並外れた」勢いであるとし、「冬が深まるにつれ、数週間、数ヶ月は大変なことになるでしょう」と述べた。彼は、オミクロンが特定の地域でのコロナウイルス症例の50%を占めており、米国はオミクロンの波が確実に到来すると予測した。つまり、ワクチンを拒否する人々がワクチンを接種する人々より、重篤な病気および入院で死亡する可能性は高くなることを再度明確にした。
最近の世論調査は、米国人がオミクロンに対する警戒心を高めていることを示唆している。12月14日のイプソスの世論調査によると、特定の活動に関するリスクへの認識が高まっている。それらの調査結果は ⑴ 家の外で友人や家族と集まる、買い物をする、飛行機で旅行するなどの活動に伴うリスクの認識は上昇傾向にある。⑵ 11月下旬の調査で、コロナウイルス前の生活に今すぐ戻ることは大きな又は中程度のリスクがあると考えていた44%から、今回の調査では52%に増加した。⑶ 2021年に最も高い割合である約31%は、今後1年以上、Covid-19以前の生活に戻ることができると期待していない。⑷ 常に又は家の外にいる時、マスクを着用し、社会的に距離を置いていると答えた70%の人々は、前回の調査から変化はない。⑸ しかし、約72%の人々は休暇中に家族や友人に家の外で会うことを計画している。
米国の航空会社および一定の州は、空の旅行をする人々に、ワクチン証明または試験結果の表示を求めている中で、クリスマスの為に家族や友人と会うことを計画している人々は想像以上に多いことを示唆している。ワクチン接種状況は社会、政治、経済的に異なっている。例えば、カイザー・ファミリー財団が今年6月11日に発表した調査報告によると、「Covid-19ワクチンを受けた人と比較して、ワクチン未接種の成人は若く、教育水準が低く、共和党であり、有色人種である可能性が高い」という。年齢、人種、党派、教育、所得、地域別による違いを示唆した調査結果は以下の通りである。
1. 年齢別によるワクチン未接種と接種の割合
| 年齢 | 未接種率 | 接種率 |
| 18 – 29歳 | 29% | 17% |
| 30 – 49歳 | 41% | 27% |
| 50 – 64歳 | 20% | 28% |
| 65 歳以上 | 9% | 28% |
2. 人種別によるワクチン未接種と接種の割合
| 人種 | 未接種率 | 接種率 |
| 黒人 | 14% | 11% |
| ヒスパニック | 19% | 15% |
| 白人 | 56% | 64% |
3. 党派別によるワクチン未接種と接種の割合
| 党派 | 未接種率 | 接種率 |
| 民主党 | 29% | 59% |
| 共和党 | 49% | 31% |
4. 教育レベル別によるワクチン未接種と接種の割合
| 教育レベル | 未接種率 | 接種率 |
| 高卒以下 | 46% | 34% |
| 何らかの短大 | 34% | 27% |
| 大卒以上 | 19% | 38% |
5. 所得別によるワクチン未接種と接種の割合
| 所得レベル | 未接種率 | 接種率 |
| $40,000 以下 | 42% | 33% |
| $40,000 – $89,900 | 31% | 28% |
| $90,000 | 19% | 31% |
6. 地域別によるワクチン未接種と接種の割合
| 地域 | 未接種率 | 接種率 |
| 都市 | 30% | 36% |
| 郊外 | 56% | 52% |
| 田舎 | 15% | 12% |
カイザーの調査に関する説明を逆説的に見ると、年齢では65齢以上、人種では白人、党派では民主党、高度教育受理者、高収入者、都市に住む人々によるワクチン接種率が最も高いことを示唆している。大多数のアメリカ人がコロナウイルスの新たな変異種に警戒を高めている中で、ワクチン接種率は増加しており、現在約62%が完全にワクチン接種を終えている。ファウチ博士は、ワクチン接種率が低い地域社会で、オミクロンを含む変異種が入院および死亡率を増加させると警告し、クリスマスから冬にかけて米国の感染者が更に増加する可能性があるとの懸念を表明した。ワクチン未接種者が死ぬ直前に、ワクチンを受けなかったことを後悔する場面は幾つかのケースで報告されているが、ワクチンに反対する法案を提起した議員が死亡している状況、アメリカ人の大半が新変異種に警戒を高めている現状、およびワクチンのモニターは、ファウチ博士のワクチンの推奨と警告に何らかの一貫性がある。