カルシウム.サプラメントと心臓の健康に関する研究

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近年、米国の薬局で販売しているカルシウム・サプラメントのほとんどはビタミンDを併用するようデザインされている。最近の新たな研究によると、サプラメントによるカルシウムとビタミンDの併用は、実際には脳卒中の危険性を高めるという。サプラメントの中でも幾分の効果が発見されたのはオメガ3だけである。ハーバード大学は、カルシウムをサプラメントから食品に変え、適度に運動を行い、ビタミンDを十分摂取する事を勧めている。

2019年8月6日に公開された内科の年鑑(AIM)によると、合計277件の実験、24件の介入、および992,129人が参加し、合計105件の多数の研究結果を統合的に分析した大規模な研究において、塩分摂取量の減少は、血圧が正常な参加者に全ての死因による死亡のリスクを減少させ、高血圧の参加者に心血管死亡のリスクを減少させるという確実性の証拠は中程度であった。低確実性の証拠により、オメガ3の長鎖多価不飽和脂肪酸(LCPUFA)は、心筋梗塞および冠状動脈性心疾患のリスク低下と関連していることを示した。加えて、ビタミンB群の一種である葉酸は脳卒中のリスクの低下と関連しているが、カルシウムとビタミンDを併用すると脳卒中のリスクが高まることを示した。ビタミンB6、ビタミンA、総合ビタミン剤、抗酸化剤などの他の栄養補助食品、および脂肪摂取量の減少などの鉄分および食事療法の介入は、死亡または心血管疾患効果に有意な影響はなく、確実性の証拠は低中度である。この研究は、塩分摂取量の減少、オメガ3 LC-PUFAの使用、および葉酸塩の補給は、一部の成人の心血管転帰のリスクを軽減する可能性があるが、カルシウムとビタミンDの併用は脳卒中のリスクを高める可能性があると結論づけた。

ハーバード大学の「カルシウムについて知っておくべきこと」と題する記事によると、カルシウムは骨形成栄養素として必要であるが、幾人かの専門家は「運動およびビタミンDにもっと注意を払うべきである」と主張していると指摘した。一般的な認識としては、加齢とともに骨密度が低くなる為、現在の政府のガイドラインでは、51歳以上は毎日1,200ミリグラム(mg)のカルシウム摂取が奨励されている。しかし、成人が必要とするカルシウムの量については論争が続いており、批評家たちは、高摂取が骨密度と骨折予防に対する「限界的効果以上のものがあるという証拠はほとんどない」と言っている。彼らは、骨の健康のためにはもっと重要である運動とビタミンD欠乏症の回復が十分に促進されていないと述べている。ハーバード公衆衛生大学院の栄養学科部長であるウォルター・ウィレット教授は、この重要な批評的グループを先導している一人である。当然、政府のガイドラインの支持者は証拠の見方がかなり異なっている。彼らの多数の研究は、高カルシウム摂取が骨を生成し、骨折を予防することを示した。又、カルシウムの他の利点として、結腸癌に対する適度な防御を挙げている可能性を指摘している。

ハーバード大学のこの記事はカルシウム.サプラメントに依存せず、高カルシウム含有の食品を摂取することを勧めている。例えば、プレーン・ヨーグルト8オンスには約400mgのカルシウムが含まれている。グラス1杯のミルクには300mg、チェダー.チーズの1スライスには200mgが含まれている。また、摂取が困難な場合もあるが、多数の野菜にもカルシウムは含まれている。オレンジ・ジュース、コーンフレークなど、カルシウムを強化した食品は増えている。なぜ、食品に含まれる自然なカルシウムがサプラメントより重要であるのかという点について、胃酸の逆戻り、便秘、過剰摂取になりやすい、薬物相互作用があるなどの理由に加えて、カルシウムのサプリメントの過剰摂取は、腎臓、心血管疾患、前立腺癌のリスクがより高くなる潜在的な健康上の問題が増加すると指摘している。一方、サプラメントに比較して食品の場合、ほとんど消化が良いため、健康上の問題は極度に減少すると述べている。カルシウムの総摂取量および牛乳の消費量も、股関節部骨折のリスク低下と関連していない。

加えて、食物からくるカルシウム、運動、ビタミンDの摂取を心かけることを明記している。ビタミンDの不足分は日光に浴びることで補うことが可能である事は大幅に知られている。運動では特に、ウェイト・トレーニングが重要であり、ダンベルを持ち上げるだけでなく、歩く、階段を上る、ダンスをするなど、重力に逆らうような運動は、骨の健康と骨折の予防に非常に重要であると述べている。特に、屋外でもっと時間を過ごすか、または毎日の短い活発な散歩はカルシウム剤より目的に叶うかもしれないと述べている。骨密度の減少を防ぐ上で、最も重要な要素であるビタミンDを十分摂取することである。体内でのビタミンDの主な機能はカルシウムの吸収を助けることである。

看護師健康調査のデータでの分析によると、毎日500 IU (International Units)のビタミンDを摂取している研究参加者は、140 IUを摂取している女性よりも股関節を骨折した可能性が37%低いことが判明している。緑葉野菜に含まれているビタミンKも骨に大切な栄養源である。ビタミンDが多く含まれる食品はメカジキ、ブルー・フィッシュ、サーモン、サバ、イワシなどである。ビタミンDの食品が不足している場合、ほとんどのブランドは400 IUのビタミンDを含んでいる為、サプリメントや総合ビタミン剤を勧めている。尚、国立衛生研究所 (NIH)の最新情報によると、19歳以上の男女成人に対するビタミンDの最大限定量は100 mcg(4,000 IU)である。

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