WHOはCOVID-19の緊急事態は終わったと発表

Photo credit : World Economic Forum

WHOの国際保健緊急委員会は、4日にCOVID-19に関する会議を開催し、パンデミックについて議論した。WHOの事務局長テドロス.アドハノム.ゲブレイサスは、国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態の宣言を終わせるという可能性についての考察を提供し、コロナウイルスのパンデミックはほぼ終わったことを示唆した。

WHO 事務局長ゲブレイサス博士は、2023 年 5 月 4 日に開催された、COVID-19のパンデミックに関する国際保健規則緊急委員会の第 15 回会議で、死亡の減少傾向、COVID-19 関連の入院と集中治療室への入院の減少、および SARS-CoV-2 (コロナウイルス病を引き起こすコロナウイルスの株)に対する集団免疫の高レベルを強調し、不確実性は残るものの、COVID-19パンデミックは、確立された進行中の健康問題であるが、もはや国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態ではないと判断していると述べた。

緊急委員会の議長であるディディエ・ウーサン教授は、会議の目的を紹介した。それは、COVID-19 パンデミックが引き続き、公衆衛生上の緊急事態であるかどうかについて WHO 事務局長に見解を提供し、締約国への一時的勧告を検討しており、世界的なリスク評価は依然として高いが、主に感染、ワクチン接種、またはその両方による集団レベルの高い免疫によって、人間の健康へのリスクが減少しているという証拠があると述べている。現在循環しているオミクロンの一貫した病原性は、以前に循環していたオミクロンと比較して、臨床症例の管理が改善しており、パンデミックが始まって以来、COVID-19 関連の死亡、入院、集中治療室への入院の週ごとの数が世界的に大幅に減少していると報告している。SARS-CoV-2 は進化し続けているが、現在流行している変異種は、重症度の増加とは関連していないという。

委員会は、世界中で 133 億回分の COVID-19 ワクチンが投与されたことに言及し、現在、医療従事者の 89% と 60 歳以上の成人の 82% は、ワクチンのスケジュールに従って推奨される最初の 1 回または 2 回の接種を完了していることを報告した。これらの優先グループの適用範囲は地域によって異なっているものの、WHO事務局長ゲブレイサス博士は、ビデオ会議で召集された緊急委員会のメンバーとアドバイザーとの会議で、毎週報告される死亡者数と入院者数が減少し続けていることを指摘した。

WHOの報告を受けて、5日ほぼ全てのニュース・サイトは、COVID-19のパンデミックは終わったと伝えている。このニュースは多数の国の政府が国際旅行規定を更新する可能性がある。日本の外務省は既に4月29日午前0時以降、日本に入国および帰国する際に、ワクチン証明または72時間前の検査の陰性証明の提示は求めないことになったと報告した。米国はこの日と同じ時点で、旅行を含む海外からの入国者に対して、これらの証明をまだ要求している状態であった。しかし、WHOの発表は、米国でも日本と同じになる可能性が高くなったことを意味する。これまで、厳しい対処によって、米国の複数の著名な観光地では2020年3月以来、約三年間、世界からの観光客が大幅に減少したことで、かなりの影響を受けたことが報告されていた。いずれにしても、米国でも1年前より感染者も大幅に減少したと思われる。ニューヨーク・タイムスがホームページの末尾に記録している14日間の一日平均の入院数は5月2日の更新で4,198人であり、二週間前の更新から15%減少した。また、4月20日から26日までの週ごとの死者数は1,052人であり、これも20%減少した。米国では、マスクを着用している人々も激減している。もはや、スパー・マーケットでマスクをしている人はほとんど見られなくなった。

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