続編1:有罪判決に怒る前大統領の仲間の声は何を示唆?

スティーブン・ミラー Photo credit : HuffPost

The G.O.P. Push for Post-Verdict Payback: ‘Fight Fire With Fire’
The New York Times: June 5, 2024

今日6月5日のニューヨーク・タイムスのトップ記事の一つは有罪判決を受けたドナルド・トランプの同盟者の怒りが爆発した状況を3人の著名なジャーナリストが報告している。彼らの表現は、捜査に対する捜査を求める声に加えて、極端な憎しみを示唆する顕著な復讐の提案である。トランプ自身も彼が勝利した場合、政敵の民主党に対する復讐により、民主党を不特定の犯罪で投獄のターゲットにすると発言したことも、彼の仲間の怒りを増発させている。

この記事は、現在ワシントンの内外を含めて、多数のトランプの支持者がかなり怒っている状況があることを示唆している。彼らは、トランプを勝利させるためにあらゆる努力をする可能性があるため、この状況はある意味で民主党にとっては警戒を促す機会になると思われる。「判決後の怒りの激しさと、民主党に対して刑事司法制度を利用しようとするあからさまな願望は、トランプの国政での激動の数年間(tumultuous years)でこれまでに見られたものを超えている。今違っているのは、報復が必要だ(retaliation is necessary)と言っている共和党員が増え、彼らはもはや婉曲表現で意図を覆い隠していない(are no longer cloaking their intent with euphemisms」」という。

検察官の捜査に対する捜査を主張

ジム・ジョーダン:オハイオ州の下院共和党議員で、トランプ大統領の支持者であり、下院司法委員会の委員長である。ジョーダンは今週、トランプを裁判に導いたニューヨーク地方検事のアルビン・ブラッグとこの事件の主任弁護士の一人であるマシュー・コランジェロに証言を求める(demanding testimony)書簡を送った。ジョーダンは今週、ブラッグの事務所と、トランプが2020年選挙の転覆未遂容疑で州の訴追を受けているジョージア州フルトン郡の地方検事事務所への連邦法執行助成金の支給を禁止することも提案した。

マイク・デイビス:トランプの側近で、元上院司法委員会の最高顧問弁護士である。同氏は、捜査官の捜査を求めている。これは、トランプ政権下の司法省が、ロシア疑惑捜査を理由にオバマ政権の高官を犯罪で告発する根拠を探す努力において、ジョン・ダーラムが率いた特別検察官の捜査を何年もかけて失敗に終わった試みに利用した状況と似ている。デイビスは「ジョージア州とフロリダ州の共和党司法長官とアリゾナ州マリコパ郡の検事は、トランプとその仲間の起訴を進めている検察官と捜査官に対する捜査を開始する必要がある」と述べた。さらに、彼は「トランプが勝利したら、就任初日に公民権に関する刑事捜査(a criminal civil rights investigation)を開始する必要がある」と言った。

民主党の打倒を呼ぶかける声

ジェフリー・クラーク:トランプ政権の司法省で元副長官であり、ジョージア州の選挙事件で、トランプが同州で2020年の投票結果を覆そうとする試みを支援したとして起訴された。同氏は、保守的な地域の「勇敢な」地方検事らに対し、憲法上の権利を侵害した政府当局者に金銭的損害賠償(monetary damages)を求めることを認める連邦法に基づき、トランプに対する刑事事件に関与した人々を連邦裁判所に提訴するよう呼びかけている。

マイク・ジョンソン:米国下院議会の議長である彼はフォックス・ニュースに出演し、米国最高裁が「介入(step in)」して、マンハッタンの有罪判決を覆し、トランプに訴追免除(immunity from prosecution)を与えるよう求めた。上院では、トランプの同盟者グループが、バイデン政権の主要法案とバイデン指名の候補者に反対すると宣言する書簡に署名した。しかし、共和党らはバイデンの政策やバイデン政権の任命者に投票しない傾向は常にある。

スティーブン・ミラー:トランプの元上級顧問(a former senior adviser)で現在も政策に関する考え方を指導している。ミラーは、トランプが有罪となった後、フォックス・ニュースで指令を大声で発した(blared out a directive)。ミラーは地元の地方検事(local district attorneys)を含むあらゆるレベルの共和党員に一連の質問を投げかけた。トランプ政権下で顕著な役目を果たしたミラーは「共和党の政治と権力のあらゆる側面を今すぐに使って、マルクス主義と対決(go toe-to-toe)し、共産主義者たちを倒さなければならない」と述べ、トランプの同盟者が民主党に対して日常的に使う包括的な中傷言葉を使って(using the catchall slurs)語った。

スティーブン・バノン:トランプ大統領の元首席戦略家である。彼は、1月6日の捜査で議会の召喚状に従わなかったとして連邦検察で有罪判決を受けた(was convicted in a federal prosecution)。また、慈善事業詐欺事件で9月にニューヨーク州の裁判所でトランプの裁判を担当した同じ判事の前で裁判を受けることになっている。5日にニューヨーク・タイムス紙に送ったテキスト・メッセージで、今こそ全国の無名の共和党検察官たちが民主党員を起訴することで名を上げる時だと述べた。バノンは「この歴史の瞬間をつかむ(seize the day and own this moment in history)必要がある野心的な州司法長官や地方検事は何十人もいる」と書いた。

(続)

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