
Photo credit : MS. Gallagher’s Classroom
近年、電解質ドリンクである多種のブランドのスポーツ・ドリンクが市場に出回っている。電解質は一般的な食品から摂取しているミネラルであり、それらは様々な体の健康を維持するための基本的な要素である。しかし、専門家は、場合によっては、健康上の問題が生じる可能性もあるため、電解質の成分や、電解質ドリンクを飲むメリットとデメリット、電解質ドリンクが必要な場合について説明している。
電解質とは何か?
ハーバード・ヘルスの寄稿者サラ・クラインの説明によると、電解質はミネラルであり、体内で最も一般的な電解質はカルシウム、 塩化物、 マグネシウム、リン、カリウム 、ナトリウムであると述べている。また、これらのミネラルは「水に溶けると電荷を帯びる」が、不足すると、「身体は正常に機能できない」と述べている。また、「実際には水分補給の維持、pH(酸塩基平衡の尺度)のバランス調整、細胞からの老廃物の排出、神経と筋肉の機能のサポート、血圧の安定など、多くの重要な身体機能の鍵になると述べている。これらの成分は、一般的に食品に含まれているため、電解質は葉物野菜、豆、豆腐、果物、野菜、食卓塩を含むバランスの取れた優れた食事源から補給している場合が多い。従って、激しい運動をしていない場合は、おそらく食べ物から必要な電解質をすべて摂取しているはずである。特に、調理済み食品や加工食品には、多量のナトリウムが含まれているため、過剰摂取になる場合もある。
電解質ドリンクの成分と形状
しかし、頻繁に激しい運動に従事する人達は、多量の汗を流すことによってこれらのミネラルが不足する場合もあるため、これらのミネラル・サプリメントを補給している人達もいるが、最近、多数の電解質ドリンクが利用できると述べている。「電解質ドリンクには、水と、クエン酸、塩、クエン酸カリウムなどの電解質が含まれている。ビタミンC、ビタミンB3、B5、B6などのビタミンが添加されているものもある」という。電解質パックには、自分で混ぜる水を除き、これらと同様の成分が含まれており、タブレット、カプセル、粉末など、他のさまざまな形状がある。
電解質補給のメリットとデメリット
持続的な嘔吐や下痢で大量の水分を失っている場合に、電解質ドリンクやサプリメントが役立つことがある。激しい仕事をしている場合や、特に高温多湿の気候や標高の高い場所で頻繁に激しい運動をしている場合、汗をかくと電解質が失われるため、電解質を余分に摂取する必要があるかもしれない。スポーツ・ドリンクと呼ばれる電解質飲料水は、「1 時間以上続く高強度の運動の後、マラソンのような長時間のトレーニング中、または一日中肉体的に負担の大きい仕事中に水分補給するために利用することにはメリットある。また、高温多湿の環境や高地で運動する場合又は運動中に過度に汗をかく場合も電解質ドリンクを飲むことは適している。
一方、多くの電解質ドリンクには、「大量の砂糖、その他の甘味料、人工香料や人工着色料などが含まれている」ことがデメリットである。激しい肉体的な活動をしていない人々には電解質ドリンクやサプリメントは不要であり、水分補給に必要なのは水だけである。電解質ドリンクを飲むと、必要以上に大量の砂糖やナトリウムを摂取する可能性もあるため、特に「糖尿病や高血圧などの基礎疾患がスポーツ・ドリンクを習慣にすると、全体的な健康に悪影響を与える」可能性がある。従って、「1時間未満の中程度の運動中または運動後の水分補給には普通の水で十分であり、比較的非活動的な生活には1日を通して水を飲みことが最適である。
要するに、電解質はナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなど、電気を運ぶ体内の必須ミネラルであり、血液、汗、尿に含まれている。一般にスポーツ・ドリンクとして販売されているものが電解質ドリングである。スポーツ・ドリンクには主に、① 人体と同程度の塩分と糖分が含まれているアイソトニック・スポーツ・ドリンク、② 人体よりも高い塩分と糖分が含まれているハイパートニック・スポーツ・ドリンク、③ 人体よりも低い塩分と糖分が含まれているハイポトニック・スポーツ・ドリンクの3つのタイプがある。ほとんどのスポーツ・ドリンクはほぼアイソトニックであり、8オンス(約236 ml)のサイズで16 gから20 gの量の砂糖が含まれている。米国心臓協会は、砂糖の許容量を女性は1日に25 g、男性の場合、36 gに制限しているが、米国人はこれより遥かに高い砂糖を摂取するため、糖尿病になりやすいと言われている。そして、近年、飲料ビジネスは多種の電解質ドリンクを販売しているが、水分補給のため、日々激しい運動に従事するスポーツマンは、電解質ドリンクを飲む方が神経、筋肉、その他の身体機能の維持には効果が高い。しかし、激しい運動をしない一般的な人々は水分補給のためには水で十分であると言うことである。