
Photo credit : BBC Good Food
栄養専門家は、フルーツも糖分や炭水化物が含まれているが、フルーツが血糖値に与える影響について、健康果物を食べることは日々のダイエットとして、糖尿病に良い食事の重要な一面であると述べている。それは、甘く熟した果物を食べても、体にはケーキ、白パン、クッキーなど加工された甘い食品が及ぼす同じような影響はないからであると説明している。
果物の糖分はどのように違うのか?
果物に含まれる糖分は「食物繊維と水分という保護膜に包まれており、さらに抗酸化ポリフェノール、ビタミン、ミネラルなど、健康に良い植物成分」に覆われている。「食物繊維は血流への糖の流れ、及び血糖値の上昇と下降を緩やかにする。実際、Frontiers in Endocrinology誌に掲載された、糖尿病患者を対象とした19件のランダム比較試験のメタ分析では、新鮮な果物とドライ・フルーツを適度に摂取することで、空腹時血糖値が有意に低下する」ことが判明している。大量の糖分が含まれているフルーツ・ドリンク、ソーダ、キャンデー、クッキー、その他の添加糖を多く含む食品や飲料には「食物繊維はほとんど又は全く含まれていない」ため、果物と比較して、確実に血糖値を急上昇させる可能性がある。しかし、「果物に対する反応は人それぞれ代謝によっても異なり、果物を何と一緒に食べるかによっても反応は異なる。例えば、果物をでんぷん質のシリアルに加えると、ナッツと一緒に食べるよりも血糖値が急上昇する可能性が高くなる」と説明している。
つまり、果物は特に、糖尿病患者及び糖尿病症候群にとって、「バランスの取れた食事に間違いなく欠かせないものである。Nutrition Reviews誌に掲載された観察研究の系統的レビューとメタ分析によると、果物を多く摂取した糖尿病患者は、心血管疾患やその他のあらゆる原因による死亡リスクが低い」ことが判明した。観察研究では「適度な摂取が重要であり、糖尿病患者は果物の摂取量に注意」するべきである。健康栄養医師のナンシー・オリベイラは「私は患者さんに、一度に果物を食べ過ぎてしまう可能性があると伝えています」と言う。彼女は1日に丸ごとの果物を3食分又は、日々少しずつ食べるよう患者にアドバイスしている。
更に、糖尿病の人は、糖分に加えてカロリー摂取にも注意する必要がある。糖尿病予備群の人が体重過多の場合、減量は糖尿病の発症を遅らせたり、予防したりする効果的な方法である。そのため、果物を多く食べる場合は、他の食品からのカロリー摂取を減らす必要がある。アメリカ糖尿病協会によると、糖尿病または糖尿病予備群の人は、炭水化物を減らし、甘いデザートを新鮮な果物やフルーツ・サラダに変えるなど、ダイエットを見直す必要があると述べている。「果物にも炭水化物は含まれているが、穀類が含まれているデザートよりも果物をデザートに選ぶことは、甘いものが好きな人にとって、シュガーや炭水化物を追加するより、栄養を補うことができるので、素晴らしいダイエット」になる。
糖尿病に最適な果物とは何か?
新鮮な果物、冷凍果物、または砂糖無添加の缶詰の果物が最適である。「果汁入り」「無糖」「砂糖無添加」などの表示があるものを選ぶ」ことが重要である。「ドライ・フルーツや果汁100%のジュースも栄養価は高いが、1食分の量は少ない傾向があるため、他の果物ほど満腹感が得られない」場合がある。果物にはどのくらいの炭水化物が含まれているだろうか?ほとんどの新鮮なベリー類やメロンは、1食分が3/4カップから1カップである。フルーツ・ジュースは、1/3カップから1/2カップで炭水化物15グラムである。冷凍または缶詰の果物を約1/2カップ食べると、約15グラムの炭水化物が含まれている。レーズンやドライ・チェリーなどのドライ・フルーツは大さじ2杯で15グラムの炭水化物が含まれているので「摂取量には注意する」必要がある。
加えて、「果物はでんぷん質、穀物、乳製品などの他の炭水化物源の代わりに摂取できる。デザートにフルーツを少し、またはフルーツ・サラダを1/2カップ食べると、でんぷん質の少ない野菜、少量のでんぷん質、タンパク質の多い食品を補うのに最適」である。炭水化物の代用として利用可能な一般的な果物な何か?:リンゴ 、アプリコット、 アバカド、 バナナ、ブラックベリー、 ブルーベリー、 ラズベリー 、マスクメロン、チェリー、 グレープフルーツ、 ブドウ、 ハニーデュー・メロン、 キウイ、 マンゴー、 ネクタリン 、オレンジ、 パパイヤ、 ピーチ類、パイナップル 、プラム、オレンジ、 スイカなどが挙げられる。一般的な食品店で入手可能なドライ・フルーツには、チェリー、プルーン、クランベリー、レーズン、バナナ、イチジクなどがある。
最後に、ケーキ、白パン、その他の加工された甘い食品と果物の糖分は、全く異なり、多くの果物には炭水化物が含まれているものの、食物繊維と水分が含まれているため、もっと健康的である。従って、糖尿病の懸念がある人で甘いものが好きな人は、新鮮なフルーツ及びドライ・フルーツなどをサラダに混ぜたりするなど、工夫することを専門家は勧めている。しかし、ドライ・フルーツは、非常に手軽に食べることが可能であるが、添加糖類、鮮度保持のための保存料などが含まれていないか原材料を見て確認する必要がある。また、バナナや他のドライ・フルーツには炭水化物が多く含まれているので、調整する必要がある。因みに、果物で炭水化物が含まれていないか又は含有量が少ないものは、ウォーターメロン、メロン、ストロベリー、 ラズベリー、ブラックベリー、ピーチ、 アボカド、 パイナップル、プラムなどである。