
Photo credit : Fox News
昨夜公開された新たなビデオはミネアポリスで24日に殺害された看護士のアレックス・プレッティは、10回撃たれた死亡する前に、ペッパー・スプレーを散布された女性を助けよとして、攻撃されたことが判明した。そして、実際にプレッティを銃殺した連邦職員は二人である。彼らは、今日部隊の任務から外されているが、何処にいるのか、どのような処置が取られたのか、二人の殺人者の名前も含めて、国土安全保障省当局はほとんどの情報を公開していない。ミネソタ州の米国下院議員は昨夜タウンホール集会で、男性から化学品噴射の攻撃に直面した。最近の一部の世論は、米国民が圧倒的にICE(移民税関執行局)の排除を希望していることを示している。
昨夜はミネソタ州の米国下院民主党議イハン・オマルはタウンホール集会でスピーチを行ない、ミネアポリスでのICEの過激な活動について話をしていた。オマルは「私たちはICEを完全に廃止しなければならない。そして、国土安全保障省長官のクリスティ・ノームは辞任するか、弾劾に直面するべきです」と述べた直後、オマル下院議員の正面に座っていた男が演壇に駆け寄り、彼女に「刺激臭のある液体スプレー」を数回散布した。彼女は、胸にスプレーをかけられ、逃げようとした男性の後を追うという驚きの瞬間も見られた。ビデオによると、彼女は胸の辺りに噴射された直後、動揺しておらず、すぐに逃げようとしたその男性の後を追う行動を取り、恐れていない態度で、スピーチを続けようとした。彼女を保護しようとしたガードマンの男性が、酷い悪臭がある液体であるため、上着に穴があく可能性があるので、集会を止めるよう勧めたが、彼女はナプキンを要請し、少なくともまだ10分間はスピーチを続けるとし、非常に強い姿勢を示した。化学液体を噴射した男性はすぐに複数の男性らに取り押さえられた。ミネアポリス警察によると、容疑者アンソニー・カズミエルチャック(55歳)は逮捕され、第三級暴行の疑いでヘネピン郡刑務所に収監された。
一方、この27日の夕方、アイオワ州で経済を課題にした集会を行なっていたトランプ氏は、移民は「我が国を愛せることを示さなければならない。イルハン・オマルのようにではなく、誇りを持たなければならない」と述べた。イルハン・アブドゥラヒ・オマル(43歳)はソマリア系アメリカの米国市民である。彼女は2017年からミネソタの州下院議員であり、2019年から米国下院議員としてミネアポリス市全体を含むヘネピン郡東部を管轄する第5選挙区を代表している。イルハム・オマルは1982年10月4日にソマリアのモガディシュで生まれ、2,000年に米国市民となった。ミネソタの州議会議員だった当時、オマルはイスラエル政府を批判していた。2020年5月にミネアポリスで黒人男性のジョージ・フロイドが複数の警察官らに攻撃され、一人の警察官によって窒息死された事件後、「警察への資金提供を停止」する運動を促進した。彼女はトランプ大統領の移民及び外交政策に公然と反対していたため、彼女に対する批判も引き続き煽動的である。27日の夜、ABCニュースの上級政治特派員レイチェル・スコットとの電話インタビューで、トランプ氏は事件の映像は見ていないと述べたが、証拠を示すことなくオマルが襲撃を自作自演したと非難した。「彼女は詐欺師だと思う。彼女のことだから、おそらく自分でスプレーをかけさせたのだろう」と語った。トランプ氏が昨年海外約40国からの米国入国を禁止した国の中にはソマリアも含まれている。大統領は、オマルを第一期にも批判したことがあり、彼女はこれまで数回大統領の激しい批判に直面した。
トランプ氏は最近、ツゥルース・ソーシャルへの投稿で、彼女を「ソマリアに送り返すべきだ」と主張した。 この襲撃事件後、超党派の議員たちはトランプ氏のレトリックを直接的に非難し、トランプ政権の移民政策に反発している。「幼い頃に難民として米国に渡り、25年以上米国市民であるオマル議員を長年標的にしてきた外国人嫌悪的なトランプ氏の態度」を指摘した。下院少数派リーダーのハキーム・ジェフリーズは28日、CNNのインタビューで、ドナルド・トランプ氏が「彼女のことだから、おそらく自分でスプレーをかけさせたのだろう」と皮肉った発言に対し、ジェフリーズは「それは実に不快な発言だ。大統領の嘘と誤情報は、こうした暴力事件をさらに煽っている。イルハン・オマル議員は、もちろん、強く、勇敢で、勤勉な公職者だ。このようなことは決して起こるべきではなかった」と述べた。オマル議員が負傷しなかったことに「安堵した」と述べたメリーランド州選出の民主党上院議員クリス・ヴァン・ホーレンはXに投稿し、「ミネソタはこんなものではないはずです。しかし、トランプ氏の対応は恥ずべきものです。共和党員もそう言うべきです。彼の根拠のない人種差別的な攻撃は、間違いなく彼女を危険にさらした。この攻撃を非難しない彼の態度は言語道断です」と述べた
共和党議員もこの明らかな政治的暴力行為に対し、非難の声を上げている。サウス・キャロライナ州選出のナンシー・メイス下院議員は、オマル議員がタウンホール集会で襲撃されたことを知り「深く動揺しています。彼女の発言にどれほど強く反対しようとも―実際、私は強く反対しています。いかなる選出議員も身体的な攻撃を受けるべきではない。これは私たちのあり方ではない」 と述べた。ネブラスカ州ドン・ベーコン下院共和党議員はソーシャル・メディアで、「政治的暴力は常に間違っている。私たちは常に言論の自由と政府への請願権を持っているが、政治的暴力は厳しく対処されなければならない」と述べた。 さらに、襲撃犯は「刑務所でしばらく過ごす必要がある」と付け加えた。しかし、ミネアポリスで移民弾圧作戦を監督していた国境警備隊のグレゴリー・ボビーノは、27日CNNのインタビューで、アレックス・プレッティを残酷に10回の攻撃で銃殺した二人は、他の都市に異動させられ、「おそらく事務職に就いているだろう」と述べた。これが事実であれば、2021年1月6日の米国議事堂で、暴動に参加した当時大統領の支持者であった1,600人の暴徒には恩赦を与えたが、犯罪歴のない政敵には徹底して攻撃するというその本質には変化がないことを示唆している。
28日の水曜日、米国議会警察はオマルへの攻撃を企てた男性に対する調査を開始した。FBIも捜査しているとの説もある。この事件は、ミネアポリスが政治的にターゲットになっていることを示唆し、民主党の政治家はターゲットにされていることを益々明白にしている。トランプ大統領は、ミネアポリスに国境警備管理を監督するトム・ホーマンを派遣することが発表される前に、国家安全保障省の長官、クリスティ・ノームに会ったとされており、その後、複数の共和党議員らが批判する中で、彼女は良い仕事をしたと公的に語った。一方、彼女が派遣したICEに対する米国成人の支持は劇的に低下した。彼女に対する辞職または解雇、そうでない場合、弾劾を表明する民主党議員らの声は益々強くなっている。遂に、全米各地で高まっている抗議活動の波がそれを可能な環境に導いている。
ロイター/イプソスによる1月26日に公開された世論調査で、トランプ大統領に対する支持、トランプ政権の経済及び移民に関する課題での支持率もかなり低い。
| 支持率 | 不支持率 | |
| トランプ大統領 | 38% | 59% |
| 経済政策 | 35% | 56% |
| 移民政策 | 39% | 53% |
今月、二人の米国市民が連邦捜査官によって殺害された後、ICEの廃止を支持する米国成人の割合は昨年6月から大幅に増加した。
| 成人全体 | 共和党 | 無所属 | |
| 2026年 1月 | 48 | 19 | 47 |
| 2025 年6月 | 27 | 9 | 25 |
昨年6月に比較して、今年1月にICEを廃止することを望む米国成人の率は21ポイント増加し、これは大幅にICEが人気を失ったことを示唆している。ミネソタ州の州民や民主党リーダーらは、連邦捜査官らの数を大幅に減少するよう求めている。彼らの多くは、暴徒のような酷い印象を与えていることから、前回、当ブログが彼らの身元は全く不明であると述べたように、米国上院少数派のリーダーであるチャック・シューマー民主党議員は、連邦捜査官がマスクを外し、移動式の移民取り締まりパトロールを中止することを求めている。また、捜査官に対し、武力行使に関する従来の法執行基準を遵守し、適切な身分証明書を携帯するよう求めている。ホワイトハウスの顧問は匿名で、捜査官らが、プロトコールに従っていない可能性があると述べたという。離任された国境警備隊のグレゴリー・ボビーノの発言の信憑性は不明であるが、トランプ政権は引き続き、残酷な殺人者も保護していることを示唆しており、武装した暴力団に見えるような印象を与えているICEはまだ多くがミネアポリスに残っているようである。どの都市でも、大多数の人々は彼らを支持しなくなっている。そして、憲法で保護されている抗議活動に従事している抗議者に暴力で対処することを辞めない限り、トランプ政権のICEの活動は益々、政治的問題となる可能性がある。そして、最近の共和党議員らの批判は、平然と殺人を犯すような捜査官に説明責任を負わせる公平性がない場合、トランプ氏は、最終的に有権者と共和党議員からの信頼を失う可能性がある事を示唆している