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トランプ大統領は、上院議会が投票する可能性のない官僚候補については、指名から外すか又は一時停止する比較的早い行動に出る傾向があります。今回も予測より早く、米国司法省の長官代行を務めるトッド・ブランシュ氏への長官指名を来年まで延期すると提案しました。
トランプ氏は、いつもの投稿で、「私が支持を拒否し、その行動によって政治生命を絶たれたテキサス州のジョン・コーニンとノース・キャロライナ州のトム・ティリスの両氏は、この素晴らしい指名候補への投票を拒んでいる。いずれにせよ、彼は司法長官代行にとどまることになるのだが…. もし彼らが正しい行動を取らないのであれば、トッドの指名を一時的に取り下げ、コーニンとティリスが退任した後に再び指名することに異存はない」と主張しました。一方、コーニン氏は「自身の税務解条項に対する懸念が、私とティリス上院議員に限られていると考えているなら、トランプ氏は間違っている」と同じく投稿で対抗しました。しかし、ブランシュ氏への指名を一時的に取り下げたことは、大統領自身が「反武器化基金」を手放す意思が全くない事を示唆しています。この基金が有罪判決を受けた人々に提供される事を懸念している上院議会が、それを防ぐ為にはどうするべきかという課題が残されています。
上院共和党議員らは、選挙に敗北したか又は任期を終えて退職する議員を除き、引き続き現役である場合、トランプ氏に関連する厄介な問題について、公的に発言または投稿することはほとんどありません。それが唯一、自身と彼らの家族を守るためであることを知っているからです。米国最高裁の二人の判事でさえ、殺害の脅しや様々な脅迫を受けたとされる事実が報告されたことはご承知のとおりです。従って、コーニン氏の指摘は、他共和党議員らの心情を知っているのは上院党内の議員のみであることを示唆しています。しかも、コーニン氏は党内で信頼されていた長年の常識的なベテランでした。党内では、トランプ氏が予備選でコーニン氏に挑戦している犯罪歴のあるケン・パクストン氏を後援した際、共和党議員らが失望したという報告もありました。
共和党多数派である上院議会で、トッド・ブランシュ氏に対する任命プロセスが行き詰まっている理由については、昨日(29日)お伝えしたとおりです。ジョン・コーニン議員とトム・ティリス議員の共和党二人の行動は、共和党少数派のパワーを無視できない一例です。トランプ大統領は来年までブランシュ氏の指名を取り下げる可能性があることを示唆しています。それは恐らく、テキサス州を代表するコーニン議員とティリス議員が来年の新議会のメンバーに含まれていないからだと思われます。しかし、コーニン議員の指摘が示唆したことに加えて、来年、民主党が多数派になるか又はそれに近い状況になる見込みがあるとされているため、新上院議会では益々、ブランシュの指名は困難になる可能性があります。例えば、最新の世論調査では、テキサス州民主党予備選での勝利者である若く清潔なイメージがあるジェイムス・タラリコ氏がパクストン氏を5ポイント上回っている為、上院議会では、初めて民主党がテキサス州からの米国上院議席を獲得する可能性があるのです。
いずれにしても、注目すべきことは、トランプ氏就任後の上院議会での承認では、承認プロセス時に、虚偽の公約をした保健福祉省の長官も含めて、顕著な問題のある幾人かの大統領指名者が共和党議員らに簡単に認可されたことです。しかし、現在、上院共和党議員らは、税金に関連する大統領とその家族に対する調査を免除したトッド・ブランシュにはその資格はないとして、立ち上がっているのです。これはトランプ氏に挑戦する姿勢を示しており、新たな転換期を迎えていることを示唆しています。上院共和党議員らは、立法府の権威が無視された過去約18ヶ月間の教訓を学んでいるように思われます。