
アブドゥル・エル・サイード Photo credit : Pop Tech
昨日8月4日、ミシガン、ミズリー、カンザス、バージニア、ワシントンの5州で予備選が行われました。激戦区ミシンガン州およびバージニア州では米国上院議会の予備選および下院議会の予備選が注目されています。ミシガンではトランプ大統領に支持された黒人男性アミール・ハッサン氏が下院議席に敗北しました。以下の選挙結果はニューヨーク・タイムスの検索システムによる記録に基づいています。
ミシガン州
上院議会民主党予備選:アブドゥル・エル・サイード(740,963票)が 48.48%で、女性現役議員ヘイリー・スティーブンス(726,065票)の47.51%にわずかな差で勝利しました。顕著な経歴のあるエル・サイード氏は非常に注目されています。上院議会共和党予備選:マイク・ロジャース元下院議員は、上院予備選挙において対立候補のいない中で、立候補しています。同氏は民主党のゲーリー・ピーターズ上院議員が辞職する空席を11月にアブドゥル・エル・サイードと競争することになります。
下院議会ミシガン州第7選挙区では、3人の民主党候補が争っています。進歩派活動家のウィリアム・ローレンス氏が有利です。激戦区のミシガン州第8選挙区では、6月にドナルド・トランプ大統領に支持を表明された海軍退役軍人であるアミール・ハッサン氏は共和党予備選挙で敗北しました。ミシガン州のその他の下院議会競争は以下の通りです。
| 地区 | 民主党 | 共和党 |
| 第1地区 | Callie Barr 58% | Jack Bergman現役 74% |
| 第2地区 | Ben Ambrose 44% | John Moolenaar現役 無対抗 |
| 第3地区 | Hillary Scholten現役 無対抗 | Terri DeBoer 79% |
| 第4地区 | Sean McCann 66% | Bill Huizenga 現役85% |
| 第5地区 | Christian Vukasovich 無対抗 | Tim Walberg現役 無対抗 |
ミズリー州
米国下院議会予備選の両党の勝利者は以下の通りです。
| 地区名 | 民主党候補(%) | 共和党候補者 |
| 第1区 | Wesley Bell 59 % | Paul Berry 54% |
| 第2区 | Fred Wellman 46% | Ann Wagner 74% |
| 第3区 | Bethany Mann 69% | Bob Onder 66% |
| 第4区 | Jordan Herrera 30% | Mark Alford 78% |
| 第5区 | Emanuel Cleaver 無対抗 | Rick Brattin 45% |
ミズリー州の11月の中間選挙では第1区と第3区で民主党候補者が有利であることを示唆しています。
カンザス州
カンザス州米国上院議会共和党予備選:現職のロジャー・マーシャル氏(266,159票)は 79.9%を獲得し、対抗者ポンド・ナラモア(66,921票)の20.1%を大幅にリードして勝利しました。カンザス州米国上院民主党予備選:アダム・ハミルトン氏(76,102票)は 三人の候補者の中でトップの34.9%を獲得し、二番目のクリスティ・デイビス(30,996票)の14.2%を大幅にリードして勝利しました。11月の総選挙ではロジャー・マーシャル氏とアダム・ハミルトン氏との競争になります。
カンザス州での米国下院議会の地区別の競争は以下の通りです。同州では第3区の民主党候補者が優位であることを示しています。
| 地区番号 | 民主党候補者 | 共和党候補者 |
| 第1区 | Reinhold 64% | Mann現役81% |
| 第2区 | Coover対抗者なし | Schmidt 現役80% |
| 第3区 | Davids 現役 83% | Jenkins 79% |
| 第4区 | Tyndell 66% | Estes現役81% |
バージニア州
米国上院議会共和党予備選:現職のマーク・ワーナー上院議員の再選には、3人の共和党候補が対抗しています。バート・ミズサワ氏( 122,452票)は 51.4%を獲得し、デビッド・ウィリアムズ (68,975票)29.0%に勝利しました。米国上院議会民主党予備選ではマーク・ワーナー氏に対する挑戦者はいません。従って、現役の彼はバート・ミズサワ氏と11月3日に競うことになります。ワーナー氏は頻繁にテレビインタビューに応じている民主党のベテラン上院議員であり、彼の知名度はミズサワ氏より高いです。
米国下院第1選挙区共和党予備選では: バージニア州東部沿岸にかけて広がる同選挙区では、現役のロブ・ウィットマン共和党下院議員の再選で、7人の民主党候補が対抗しています。穏健派寄りの候補者であり郡検察官を務めるシャノン・テイラー氏が有力な民主党候補者となっています。11月の総選挙では全米の中で、最も激戦となると予測されています。第2選挙区民主党予備選挙:元米海軍の軍人で元下院議員であるエレイン・ルリア氏が有力候補となっています。
ワシントン州
同州では米国下院議会両党の予備選の結果は開封が遅れています。8月5日の当地時間午後2時の時点で開封率が53%進んでいただけであり、現在のところ最終結果は判明していません。米国下院議会第3区および第4区でいずれも激戦になっているようです。開封率が53%の時点で、下院議会第3区の民主党予備選では現役民主党候補のマリー・グルーゼンカンプ・ペレス氏が39%でトップの率です。共和党予備選では、ジョン・ブラウン氏が同じくトップ39%でリードしています。米国下院第4区の共和党予備選では、アマンダ・マッキニー氏が34.9%でトップです。民主党予備選ではジョン・デュレスキー氏が30.8%で上位にリストされています。11月の選挙ではマッキニー氏とデュレスキー氏が競争することになります。この状況が進めば11月の選挙ではワシントン州も激戦になる可能性があります。
最後に、ミシガン州の米国上院議会の民主党予備選では、民主党進歩派のアブドゥル・エル・サイードが勝利し、ここでは、高経歴の進歩派が注目されました。エル・サイード氏はミシガン大学およびオックスフォード大学オリエル・カレッジの出身で、それぞれ授業料全額免除の奨学金とローズ奨学金を得て学びました。また、コロンビア大学で医学博士号を取得しています。2014年から2015年にかけてはコロンビア大学で疫学の助教授を務め、2015年から2017年にはデトロイト市保健局の局長および同市の保健責任者を務めました。公衆衛生の分野における彼の著作には、3冊の書籍や複数の学術論文があります。また、同氏は2018年のミシガン州知事選挙にも立候補したこともあり、2023年から2025年までミシガン州ウェイン郡の保健・福祉・退役軍人局長を務めました。激戦区の米国下院議会ミシガン州第8選挙区の共和党予備選は、6月に公的に支持を表明し、7月27日のキャンペーンにも参加したトランプ大統領に後援されたハッサン氏は有力候補として見られていました。しかし、共和党予備選でキャンペーンを一時保留し、完全に撤退していないトーマス・スミス氏がハッサン氏をリードしていることから、トランプ氏のパワーも試されていると言われています。ミシガンでは米国上院議会の予備選で4期目を務める米国下院議員ヘイリー・スティーブンズ氏を進歩的な候補者がリードしていることから、テストに直面しています。また、保守系ミズリー州の下院議会第1区と第3区で、民主党の候補者が有利であることを示唆しています。カンザス州での第3区の下院議席の競争では、現役の民主党議員(Davids)が有利であることを示しています。4日に予備選は、11月3日の中間選挙で、民主党が多数派になるかどうかの鍵を握る可能性があることを示唆しています。