中間選挙13日前の最新の世論調査は何を示唆?

|

|

中間選挙までに2週間未満となった2026年10月21日、主要メディアの最新の世論調査は、2026年の連邦議会選挙が今日行われる場合、どちらの候補者に投票する可能性が高いかとの質問で、民主党は2桁の差で、共和党をリードしています。加えて、ドナルド・トランプ大統領の支持率は、引き続き最低となりました。テキサス州の米国上院選挙では、元大統領ジョージ・W・ブッシュ氏の家族は、民主党候補者のジェイムス・タラリコ氏に投票すると発表しました。

ニューヨーク・タイムスが21日に公開したNew York Times/Sienaの合同世論調査において、もし、今日が中間選挙日であった場合、「あなたの選挙区では、どの政党の候補者に投票する可能性が高いですか?」という質問に対し 、民主党候補と答えた率は 52%、共和党候補 41% という二桁の差で、民主党が大きく有利であることを示しました。

質問:この11月の投票において、投票先を決める上で最も重要な課題は何ですか?

評価全有権者男性女性
雇用や株式市場を含む経済23%25%21%
移民10%10%10%
インフレと生活費9%11%8%
外交/対外関係7%8%6%
トランプ氏/共和党への反対6%5%7%
民主主義の現状/汚職6%6%5%
候補者の人柄/能力6%6%5%
平等性3%1%5%
民主党への反対2%4%1%
議会の主導権/政党への支持2%2%3%
医療/ヘルスケア2%1%2%
中絶2%1%2%
犯罪2%1%2%
不明/未回答6%5%7%

質問:「国の経済について考えるとき、現在の経済状況をどのように評価しますか?」

評価全有権者男性女性
優れている3%4%2%
良好21%23%19%
公平である24%27%22%
貧しい51%44%57%
優れている/良好24%28%21%
公平/貧しい75%71%79%
不明/未回答1%以下1%以下0.5%以下

質問:「11月の中間選挙についてお尋ねします。あなたは投票するつもりですか?」

評価全有権者男性女性
間違いなく投票する50%50%50%
おそらく投票する29%29%29%
投票する可能性がある5%6%5%
あまり投票するつもりはない2%2%2%
全く投票するつもりはない2%2%2%
すでに投票を済ませた10%9%11%
不明/未回答3%3%3%

質問:もし、11月の知事選挙が今日行われるとしたら、あなたはどちらの候補者に投票する可能性が高いですか?

評価全有権者男性女性
民主党候補者50%44%56
共和党候補者39%45%35%
第三党候補者1%1%0.5%以下
不明/未回答10%10%9%

質問:もし、11月の連邦上院議員選挙が今日行われるとしたら、あなたはどちらの候補者に投票する可能性が高いですか?

評価全有権者男性女性
民主党候補者47%41%53%
共和党候補者43%49%37%
第三党候補者1%2%1%
不明/未回答9%8%9%

質問:もし2026年の連邦下院議会選挙が今日行われるとしたら、あなたはどちらの候補者に投票する可能性が高いですか?

評価全有権者男性女性
民主党候補者52%47%56%
共和党候補者41%46%37%
第三党候補者1%以下1%以下1%以下
不明/未回答6%7%6%

中間選挙まで13日が差し迫っている中で、ドナルド・トランプ大統領に対する支持率は引き続き低下傾向を示しています。

評価全有権者男性女性
強く支持24%26%22%
ある程度支持12%15%10%
強く/ある程度支持36%42%31%
強く不支持53%47%58%
ある程度不支持6%7%5%
強く/ある程度不支持59%54%63%
不明/未回答5%4%6%

複数の課題において、有権者が強く支持または強く反対している比率は以下の通りです。

課題強く支持する強く反対する
経済16%52%
移民34%49%
関税22%51%
生活費  9%56%
イラン戦争18%57%
ガス価格  8%60%

テキサス州では、ブッシュ・ファミリーが汚職のスキャンダルで有名な同州での共和党司法長官ケン・パクストンより、民主党の若い候補者で教育者であるジェイムス・タラリコ氏を支持すると表明しました。複数のメディアはこのニュースに注目しています。BBCの報告によると、ジョージ・W・ブッシュ元大統領の娘であるバーバラ・ブッシュ氏及び彼女の叔父にあたるニール・ブッシュ氏はいずれも民主党候補を支持すると公表しています。「テキサス州では1988年以来、民主党候補が上院議員に勝利した例はないですが、ブッシュ家の人々は、現行の共和党に不満を抱く一部の有権者に影響を与えるかもしれない」と見られています。議会の支配権を左右する11月3日の中間選挙前の世論調査ではパクストン氏とタラリコ氏が接戦状況を展開している中で、ニール・ブッシュ氏は、2020年大統領選での敗北を否定したトランプ大統領を支援したことを理由に、パクストン氏に反対すると語りました。

最後に3,494の有権者と思われる人々を対象にした本格的な世論調査では、民主党に属している率は34%、共和党は32%、独立系は29%でした。この調査に参加した有権者の中で、民主党と共和党の間には大きな差はありませんでした。この世論調査で、最も注目すべき点は、中間選挙の投票日が今日であった場合に、どちらの党の候補者に投票するかという最も率直な質問で民主党(52%)と答えた率が共和党(41%)と答えた率を11ポイントも超過したことです。さらに、トランプ氏を強く支持する率はわずか24%に留まっており、ある程度支持する(12%)を合わせて、総体的支持率(36%)は、支持しない(59%)率を大幅に下回りました。引き続き、大統領の人気度は向上していない状況を示しています。そして、この世論調査は、大統領の政策が全て、劇的に支持されていないことを明白にしているだけでなく、11月3日の中間選挙は、有権者にとって、雇用から燃料費の価格に至るまで、経済が最も重要であることを示しました。2024年の大統領選では、トランプ氏が大幅に有利だったテキサス州は今年、激戦州になったと言われている中で、イーロン・マスク氏はパクストン氏に大金を注ぎ込んでいます。2026年の中間選挙は、資金力と候補者の質が天秤にかけられており、裏切られたと感じている人々が2024年以降の政治風潮を変革したい勢いがあることを示唆しています。テキサス州で「共和党の政治一族」と呼ばれるブッシュ・ファミリーがタラリコ氏への支持を公表したことも、その現象の一部かもしれません。

カテゴリー:

アーカイブ

アメリカ・ウオッチ- Yuko's Blogをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む