ジョンN.ケネディ By The Advocate
A typical GOP senator’s shell game: ワシントン.ポスト:2019年11月10日
3つのカップをテーブルの上に伏せて置き、一つのカップの下に小さなボールを入れる。次に、プレイヤーはボールを追跡しようとしながら、カップを素早くテーブルの上でスライドさせる。ボールの入っていない一つのカップを開けて、視聴者を混乱させることをシェル.ゲームと呼ぶ。この記事は、ボールの入っている一つのカップが真実であるとの比喩的な説明を提供している。この記事の著者ジェイムス.ダウニーは10日、著名な大学の法学部の背景がある議員を含む二人の共和党上院議員らがそれぞれのインタビューでまさに、そのシェル.ゲームを演じたことについて説明し、特に法律の知識があるはずの議員の論議を見事に喝破している。
上院共和党の典型的な保守派であるジョンN.ケネディ(ルイジアナ)は、10日午前中 CBS のFace the Nation でのインタビューで、トランプ大統領に対する民主党の弾劾は不公平であることを示唆し「民主主義は暗闇で死ぬ(democracy dies in darkness)ということをどこかで読んだ」と述べた。ケネディによるシェル.ゲームの最初のステップは、quid pro quo(AにはBを)の「重要性を排除すること(to eliminate the importance) である」とワシントン.ポストの記者であるジェイムス.ダウニーは指摘した。CBS のキャスターのマーガレット.ブレナンから「大統領の政治的利益のため(for the president’s political benefit)のquid pro quoの対応は適切であるかどうかを聞かれたケネディは、その直接的な答えを避け、次のように応答した。「二つの可能なシナリオがあります。第一に、大統領は政治的ライバルの調査を求めた。第二に、大統領はたまたま政治的ライバルである人による腐敗の可能性の調査(an investigation of possible corruption)を求めました。後者は国益になります。前者は大統領の偏狭な利益(parochial interests)のためであり、境界線を越えます(would be over the line)」と言った。
ダウニーは、ケネディのこの応答に対して、「ケネディの2つの異なるシナリオが実際には1つのシナリオである(two distinct scenarios are, in fact, one scenario)ことを読者は気づいたかもしれません。 2つ目のシナリオが最初のシナリオにならないことは文字通り不可能(literally impossible)であり、その逆も同様(and vice versa)です。 しかし、区別があるふりをすることで(by pretending there is a distinction)、政治的ライバルの調査は、ケネディまたは別のトランプの擁護者(Trump defender)によって、たまたま政治的ライバル(a political rival)である人に対して、ほとんど陰険な行動ではない(a far less sinister action)調査として操ることできます」と述べ、ケネディがトランプのウクライナに対する調査の強要は大した問題ではないと述べていると説明した。
ダウニーは「第二のステップは、大統領の動機(the president’s motive)に関する議論を濁らせること(to muddy the discussion)です。ケネディは、この方法で動機をどのように評価するかを要約しました」と説明した。ケネディは「彼は過ちを犯したのですか?マーガレット、私にとって、答える必要がある関連性のある質問(relevant questions)は2つだけです。なぜ大統領は調査を求めたのですか? そして、2つ目は、最初の質問と密接に関連(inextricably linked)しています。ハンター.バイデン氏はお金のために何をしましたか?」とキャスターに問いかけた。ダウニーは「ここで、ケネディは実際に重要な質問と、大統領を擁護する以外(except as a shield for the president)には本質的に役に立たない(essentially useless)質問を提供しています。ハンター.バイデン氏は金のために何をしたのかは大統領の動機と実際には関係がありません(has no actual relevance)。大統領が外国政府に彼の個人的な政治的利益のため(for his personal political gain)に誰かを調査するように頼んだ場合、その人が間違っていたかどうか(whether that person was doing wrong)は関係ありません(it does not matter)。ハンター.バイデンの記録を議論に取り入れる唯一の理由(The only reason to bring)は、第三者を混乱させること(to confuse observers)です」と反論している。
ダウニーは「ケネディによるシェル.ゲームの3番目のステップは、弾劾プロセスを歪めること(to distort the impeachment process)である」とし、次のように説明した。このインタビューで、「アレクサンダー.ビンドマン中佐は大統領が政治的ライバルの政治的調査を求めていた(was seeking political investigations)ことは間違いない(There was no doubt)との証言を評価する」よう求められたが、ケネディはその質問に答えず、下院民主党を批判(criticized House Democrats)し、「私は、生の証言(in the live testimony)で共和党が彼らの証人を呼ぶことを防ぐ(to prevent the Republicans from calling their own witnesses)ペロシ議長の決定とアダム.シフの決定は馬鹿さを倍増している(is just doubling down on stupid)と思います。私は、アメリカ人はこれを見て、大統領に公正で公平な射殺部隊(a fair and impartial firing squad)を与えると思います」との比喩的な皮肉を述べた。つまり、ケネディは米国民が公聴会を見たら、民主党は公正に判断しているのではなく、大統領を処罰しているだけであると見るでしょうと主張した。
このケネディの発言に対して、ダウニーは、バージニア大学とオックスフォード大学で法律を学んでいるケネディが証拠を提示する大陪審に相当する(equivalent to a grand jury)下院調査と刑事裁判に相当する(equivalent to a criminal trial)上院裁判を区別できないようである(seems incapable of distinguishing )と指摘し、両側が証拠を提示できる(both sides can present evidence)事実に基づいていると説明した。下院の調査が「公平な射殺部隊」である場合、貴方の典型的な大陪審もそうです。それはケネディが実際に信じているものではないことは確かであり、そのふりをしている「彼にもう一度水を濁らせてあげましょう(let him yet again muddy the waters)」と比喩的に反論した。ケネディは、目撃者の大統領に対する「忌まわしい証言(damning testimony )」について語ることを避けた。最後に、ダウニーは、公的にトランプを擁護する他の共和党も同様にトリックを用いていることを指摘した。例えば、リバタリアンの上院議員ランド.ポールも10日のインタビューで「私以外のワシントンのすべての政治家は、事実上ウクライナを彼らの目的に合わせて操作しようとしているため」大統領の行動は重要ではないと日曜日に論じた。ダウニーは共和党が公開された証言について語ることを避け、シェル.ゲームを演じている理由について「大統領を支持する証拠が存在しないためです(because the evidence in the president’s favor is nonexistent)」と最後に述べている。
先日、知事選で民主党に敗れたケンタッキー州の出身であるポールは、10日NBCのMeet the Pressでのインタビューで、政敵のバイデンを調査しない場合、軍事援助金を提供しないと脅し、そのお金を保留したトランプ大統領は、ジョー.バイデンと同じことをしたと主張した。バイデンは、欧州連合を含む国際社会の後援に基づき、慢性的腐敗が根強いウクライナ(同国にバイデンの子息ハンターが役員を務めたガス会社がある)を調査しなかった検察官を解雇しない場合、援助金は提供できないとして、ウクライナと交渉していた。一方、トランプの場合、2016年の選挙に干渉したロシアをウクライナの責任として転換することでロシアを無罪にする試みがあり、2020年の再選を脅かす強敵であるバイデンの調査を求めた。従って、トランプとバイデンの行動の違いは、その性質が異なっていることである。ここで「核となる区別」は、国益の概念に関する外交政策を形成すること(ウクライナを包括的な腐敗と戦わせるために米国の援助を保留する)と、トランプの政治的利益に役立つため外交政策を歪曲すること(2016年の選挙を妨害したロシアの責任を免除するため、ウクライナを強要し、2020年の政敵の汚点を探す私益目的で援助金を保留した事)である。
これまで2,500ページ以上に及ぶ証言が次から次に提供されているにも関わらず、ケネディやポールと同様に他の共和党もそれらの証言を語ることを大幅に避けている。多くの共和党は公開された証言のコピーを読んでいないことも一因である。トランプの強い支持者であるリンジィ.グレイアムは、公開された証言のコピーを「読んでいない」と平然と述べ、その理由は政敵が行っている調査であるからであるとの態度を示した。トランプは就任前、トランプ大学の詐欺訴訟で2,500万ドルの罰金を支払い、就任後、数々の利益相反による憲法違反が報告されている。トランプは最近、トランプの慈善団体を誤利用した罰金で「200万ドルの和解に同意したばかり」である。従って、米国を含む他の国の腐敗に関して彼が「腐敗防止の十字軍」として、純粋に懸念を示すかどうかを「想像することは困難である」とニューヨーク.タイムスは指摘している。弾劾調査について、突然公的に語り始めた共和党は、民主党が最初に非公開の証言を実施したことを不公平であると苦情を述べ、13日から実際に公開証言が行われることを知った途端に、国民が真実を知ることを恐れ、証言の事実を驚異的に無視することでシェル.ゲームを始めたようである。