全米の各地では、今日ジュンティーンスの記念日のイベントや平和的な抗議活動及び行進が行われているが、1865年6月19日の実質的な奴隷解放日であるジュンティーンスは連邦の祝日ではない。5月26日から、警察の残忍性を変えるための抗議が全国で展開されている中で、この日を連邦祝日に追加しようという要求も高まっている。大多数の州や企業及び一部の議会メンバーもジュンティーンスを連邦の祝日にすべきだと述べている。なぜ連邦祝日にすることが重要なのか?
今年は、警察に対する抗議活動は全米に拡大した為、この運動は奴隷制度を促進した南軍に関連性のあるモニュメントを排除するという連鎖反応を引き起こした。この現象は人種差別の歴史的なルーツを見直す機会になり、エイブラハム・リンカーンの奴隷解放より、南北戦争の終焉後に実質的に奴隷が解放された日が重要である事を、過去のどの年より強調されている。上院議員では、大統領候補者の一人であったバーニー.サンダースが19日「奴隷制度の遺産、奴隷制度の恐怖、奴隷制度の結果として亡くなった何百万もの人々を理解することを連邦政府が認めるべきです。ジュンティーンス(Juneteenth)を国民の祝日にするべきです」との声明を発表した。現在、上院民主党議員の幾人かは、その法案を紹介すると述べている。2020年の大統領候補者であったカマラ.ハリス(カリフォルニア)やコリー.ブッカー(ニュージャージー)及び他数名の上院議員は、ジュンティーンスを連邦休日にするための法案を紹介すると発表した。
加えて、州や企業もアフリカ系アメリカ人の歴史と窮状を認識する努力として、この日を国民の休日にする事をアピールしている。6月3日に更新された議会リサーチ.サービスの文書によると、1980年1月1日、テキサスは法案を制定し、ジュンティーンスを公式の祝日として指定し、この解放のお祝いを許可する最初の州になった。それ以来、45の州とコロンビア特別区も記念日として承認した。近年では2014年にメリーランド州、2016年にユタ州とアリゾナ州、2017年にモンタナ州が同様の法案を制定した。歴代の大統領も「儀式的にグループを称えることや特定の問題及びイベントに注意を喚起するための宣言又は声明を発表している。近年では、2008年6月19日にジョージW.ブッシュ大統領、2016年6月19日にバラック.オバマ大統領、2019年6月19日にドナルド.トランプ大統領がそれぞれ「遵守の声明」によるメッセージを発表した。
多数の企業は、ミネアポリスで警察の拘留中に死亡した非武装の黒人男性ジョージ.フロイドの死後、その日を祝日の1つとして認めると発表した。アメリカの金融サービス会社であるSquare, Inc.のCEOであるジャック.ドーシーは「世界中の国と地域には解放を祝う日 があり、私たちはそれらの日付を私たちがいるすべての場所で会社の休日にするために努力します」と6月9日に発表した。NikeのCEOであるジョン.ドナホーも、世界中の従業員が黒人の文化と歴史を祝うために、ジュンティーンスを休日にすると宣言した。ドナホーは「私たちの期待は、私たち一人ひとりがこの時間を使って、自分自身を教育し続け、自分の視点に挑戦し、学ぶことです。私は何を意図しているかをわかっています」とのメッセージを公開した。
この日を国の祝日として、一般の人々が認識するようにあった場合、米国奴隷制の歴史、個人の祖先の歴史、自由への長い旅の歴史などをもっと理解する機会と国民の認識が向上するという点で非常に重要である。7日4日の独立記念日と同様に、アフリカ系アメリカ人が公式に自由なアメリカ人になった日の6月19日を連邦記念日として指定することの要求が高まっている。又、テキサスは奴隷州の中では最も遠隔地であり、連合軍がほとんど存在しなかった為、南北戦争が終焉した後にようやく奴隷制が廃止され、彼らが自由であることを学んだ。その実質的な解放宣言は遅れたが、1980年1月1日、テキサス州は最初にジュンティーンスを特別な祝日として認識したことは歴史的に意義深い。専門家は、ジュンティーンスを「奴隷制度の遺産」として、語り継ぐ為にも、ジュンティーンスは国の祝日であるべきであると述べている。オクラホマ大学でアフリカ系アメリカ人に関する研究者であり、リンチが黒人の文化と記憶に与える影響について書いているBeyond the Rope の著者カルロス.ヒル教授は「この社会には、南北戦争は奴隷制ではなく、国家の権利や奴隷制に対する北部の侵略であるという考えを今でも抱いている人たちがいます。奴隷にされた人々の目を通して、南北戦争を理解しようとする瞬間」が必要であり、アメリカが本当にその歴史に取り組み始めるまで障壁は残るかもしれないと述べた。