コロナウイルスの蔓延はいつ終息するのか?

The covid endgame: Is the pandemic over already? Or are there years to go?                 Sep. 4, 2021:  By Washington Post

この記事は18ヶ月ぶりに子供たちが教室に戻っている状況で、症例数と死亡者数が増加している伝染性の高いデルタ変異種に対する脅威から、予防接種にも拍車がかかっている中で、コロナウイルスのパンデミックがいつ終わるのかという疑問を提起している。今年以内に終わるのか、来年春頃までにはその見通しがあるのか、まだ数年かかるのか、誰も決定的な答えを提供できないが、これは誰もが知りたい疑問であると指摘している。ワシントン・ポスト紙は複数の著名な専門家にインタビューを行い、彼らの意見を引用している。

しかし、その答えのシナリオは色とりどりの複雑なパレード(in a kaleidoscopic cavalcade of scenarios)であり、最大限の謙虚さ(utmost humility)を持って提案されたものもあれば、数学的な自信(mathematical confidence)を持って提案されたものもあると述べている。アメリカ人は、毎年インフルエンザに慣れている(accustomed to)とのほぼ同じレベルまで死者が最終的に減少する(deaths finally drop)ため、パンデミックは終わる。または、ほとんどの子供が予防接種を受けた時に終わる。又は、アメリカ人が日常生活のすべての制限にようやく疲れ果てた(are finally exhausted)ので、それは終わるというような思いを抱いている。しかし、パンデミックの過程での無数の予測(Innumerable predictions)は不十分であった。一部の科学者は、なだめること(soothsaying)を誓ったが、人類にCovid-19を与えたコロナウイルスについてさらに学び、モデルを作成して予測を行い(build models and make projections)、人々がマスクを外して(pull off the masks)生活を送る(go about their lives)前に残っているハードルについて説明している。

カリフォルニア大学サンフランシスコ校の感染症専門医で医学教授のモニカ・ガンジーは「本当に、本当に私たちは終盤にいると思います。症例は9月中旬から下旬に急落し始め(start plummeting)、ウイルスは医療専門家にとって懸念されるが、10月中旬までに、実際には一般大衆にとって(for the general public)は懸念されない管理可能(manageable)なところまでいきます」と述べた。彼女は「ワクチン接種であろうと自然感染であろうと(whether by vaccination or natural infection)、これまでのすべての呼吸器ウイルス(all previous epidemics of respiratory viruses)の流行は、免疫の獲得(the acquisition of immunity)によって終わったという事実に基づいて楽観視(optimism)している。 ウイルスは変化し続け、人々の防御を回避する(circumventing people’s defenses)可能性があるが「ウイルスは急速に変異(mutate quickly)し、それら自体を犠牲にして(at a cost to themselves)、時間の経過とともに弱まる」と述べている。モニカ教授は、デルタ変異種が米国に大きな打撃を与えたため、この夏はこのウイルスの強さのピークを迎える(mark the peak of this virus’s strength)と信じている。

一方、ペンシルベニア大学の医療倫理と健康政策の教授であるエゼキエル・エマニュエルは「私たちは不確実性の瞬間(a moment of uncertainty)にあり、人間は不確実性(with uncertainty)にうまく対応していません。あと2、3年になると人々に言うのは本当に難しいですが、多くの子供たちが病院に入院し、1日に1,000人が亡くなっているため、現在の状態に(with the current state)満足できる人(anyone can be comfortable)はいないと思います。それは正常に戻っていません」と述べた。エマニュエルも、彼の水晶玉(his crystal ball)が時折の曇り(occasional cloudiness)に苦しんでいると述べている。2020年3月、彼は米国が2021年11月頃、通常に戻ると述べた。友人らは彼をミスター悲観論者(Pessimist)と呼んだ。現在、彼のメッセージは少なくとも歓迎されていない。デルタ変異種の蔓延、ワクチンへの耐性の継続、特にまだワクチン接種を受ける資格がない子供たちについての不安が広範に拡大している為、ほとんどの人が通常の活動を再開する準備ができるまでには、少なくとも2022年春、おそらく遥かに長くなると予測している。

国内で最も著名な疫学者(prominent epidemiologists)や公衆衛生の専門家(public health experts)の中には、さまざまな理由で私たちがすでにそこにいると言う人もいる。スタンフォード大学の医学と健康の専門家であるジェイ・バタチャリヤ教授は 「この病気の緊急段階(the emergency phase of the disease)は終わりました。今、私たちは緊急の感覚(the sense of emergency)を取り消すため(to undo)に非常に一生懸命働く必要があります。私たちは、人々に影響を与える200の病気の1つ(one of 200 diseases)としてCovidを扱うべきです」と述べた。バタチャリヤは通常の生活への復帰を推進する中心的な起動力(the pivotal engine)はワクチンであり、「それは本当に死から身を守ります。それは奇跡的な発展(a miraculous development)であり、私たちはそれを祝うべきです。私たちは大成功を収めました」と言った。特に最も脆弱な人工層(most vulnerable populations)である高齢者や既存の健康問題(preexisting health problems)を抱える人々の死亡と入院を減らすことで「私にとって、それは伝染病の終点(the endpoint of the epidemic)です。それ以上のことはできないからです」と述べた。最近、イギリスに海外旅行をした彼は「マスクを保持していても、そして、それは素晴らしかったです」と述べ、ほとんどのパンデミック前の活動を再開する準備ができていると示唆した。

ノース・キャロライナ(N.C)州立大学のシステム・エンジニアの教授であり、H1N1パンデミックに関する疾病対策予防センター(CDC)の助言者であるジュリー・スワンは、通常の生活がいつどのように戻るかに関する医学教授モニカ・ガンジーの考えは過度に楽観的(overly optimistic)であるとし、「彼女は間違っています。そして、それがはるかに安全(much safer)になるので、彼女が言っているよりも時間がかかることを願っています」と述べている。スワンは、デルタ変異体が非常に多くの免疫を生み出し(create so much immunity)、生命が正常に戻ることができるというガンジーの主張は「そこに到達するための本当に終末論的な方法(apocalyptic way)です。デルタが人口を焼き尽くし(burn through the population)、非常に高いコスト(a very high cost)で免疫を生み出したいですか、それとも単にマスクを着用(just wear a mask)したいですか?」と言った。 ウイルスがどのように発生する可能性があるかを予測するモデルを作成しているスワンは「子供たちはお互いに、家族に、地域社会にウイルスを感染(transmit viruses)させます。正常に向けた最初のステップ(the first step toward normalcy)は、少なくとも5歳以上の子供にワクチンを接種させることです。残念ながら、現在フロリダで見られるのは、多くの子供たちが感染していること(getting infected)です」と言った。

この記事は、感染症専門医、免疫専門家、医療学者などのような専門家でさえ、パンデミックの終息がいつになるかについて、決定的な意見を提起することは不可能であり、推測の範囲内であることを示唆している。彼らは、米国には科学を信じない人々、ワクチンに関連する陰謀説を信じて予防接種を拒否する人々、宗教に依存して自分の運命は神が決めると考えている人々、ある側面では利己主義にみえる「自由」を主張することでマスクとワクチンを否定する人々が多数存在する特殊な国であることに触れていない。そして、そのワクチンを否定している地域社会で、入院および死亡率が高いことを直接指摘していない。しかし、N.C州立大学の教授であるジュリー・スワンは、連邦法の潜在的違反の可能性があるワクチンとマスクに対する攻撃を行っている知事ロン・ディサンティスが率いているフロリダ州で、多数の子供達が感染していることに言及した。一方、良いニュースは、4日に公開されたワシントン・ポスト/ABCによる合同世論調査によると、共和党と共和党寄りの有権者全体で、ワクチンへの躊躇は4月の40%から9月初旬の29%に減少し、彼らの61%は少なくとも一回の予防接種を受けていることである。

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