スウィフト(SWIFT)とは何か?

By Medium

欧州連合(EU)、カナダ、英国、および米国は選定したロシアの銀行をスウィフトから除去することに同意したことが26日に報告された。ロシアをスウィフトから除外することはロシアにとって何を意味するのか?

スウィフト(SWIFT)は、国境を越えた支払いを最適に処理する方法を模索するため1973年に15か国から約240の銀行が結集し、設立された世界銀行間金融通信協会(The Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunications)またはベルギーを拠点とする金融機関のグローバル協同組合のことである。SWIFTのメンバーである11,000の金融機関は、このネットワークを通して、2021年に1日あたり4,200万通のメッセージを送っていると言われている。SWIFTは、メンバーに安全な金融取引を提供し、銀行名、国、市、支店を識別するためのIDコードを各加盟機関に割り当てることで機能している。

ロシアがSWIFTから除外された場合、同国にとってどのようなインパクトがあるのか? ロシア国立SWIFT協会(ROSSWIFT)よると、1995年に設立されて以来、同国のSWIFTメンバーは1999年以降、ユーザー数が着実に増加している。現在68を超えるロシアの都市で、約300の大手銀行および組織は、SWIFTのユーザーであり、ロシアの信用機関の半数以上がSWIFTに参加し、決済の80%以上を実行する主要な金融機関である。ロシアはSWIFTユーザー数でアメリカに続いて2番目にランクされている。重要な機能性があるSWIFTからロシアが除外された場合、  ⑴  ヨーロッパ・スウィフト同盟のメンバーであり、世界の約40%を占めるSWIFTの約30か国を統合しているROSSWIFT組織のメンバーシップは、ロシアの地域社会に、SWIFT理事会の政策決定の影響を与える可能性がある。

⑵  米ドル建てに天然資源を輸出するロシアは、SWIFTに大きく依存している。SWIFTが切断された場合、すべての国際取引は停止され、通貨は変動し、大規模な資本流出を引き起こす結果になる。 ⑶  ロシアの連邦予算は石油やガスなどの輸出から発生する税金に大きく依存しているため、それらの販売から得ている同国の予算に必要な収入を得ることが不可能になる。つまり、これらすべての組織はオンラインで運営されているため、インターネットが全く利用できない状況になり、ロシアは世界中の金融市場での取引を行う顧客とのアクセスと情報送信のすべてが遮断されることを意味する。最近の例では、核計画のため、2012年にそのシステムへのアクセスを拒否されたイランが挙げられる。イランでは制裁によって、SWIFTのアクセスが切断された為、国際金融システムのグローバル的な運用能力が壊滅的に損なわれる結果になった。

EU、カナダ、イギリス、米国は26日、特定のロシアの銀行を SWIFTから切断することに同意した。ロシアが非常に厳しい制裁に直面することは時間の問題である。ロシアの侵略によって26日までに約200人が死亡し1,100人以上が負傷している中で、ウクライナ侵略の4日目に突入した今日(27日)、ロシアはウクライナの一般住民区域もターゲットにしていると報告されている。ロシアとウクライナは、ベラルーシ国境近くで、 会談することに合意したと27日に伝えられている中で、既にウクライナからの難民となった人口は368,000人に達している。正常な精神状態ではないとの印象を与えているロシアの大統領ウラジミール・プーチンは、24日に核戦争の脅威があることさえ公的に語ったため、NATOは反応し、警告を発している。27日、プーチンはロシアの核軍に警戒を強めるよう命じ、欧州連合がすべてのロシアへの領空を閉鎖する動きを示している為、東西の緊張は劇的に高まっていると言われている。

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