初めて登場した処方箋の点眼薬とは?

By Fierce Pharma

眼科タイムスによると、米国では約1億2,800万の成人が目の老化を経験している。ほとんどの人は40代で近くから文字が鮮明に読めなくなることに最初に気付く。特に現代人は、コンピューターを頻繁に利用しているため、視力の衰えを経験する人々も少なくない。通常、点眼液の薬は、薬局で購入し、気軽に利用可能であるが、最近処方箋の点眼薬がテレビでのコマーシャルに初めて登場している。米国には複数の目の専門家がいるため、誰に処方してもらうかに関係なく、眼科医の分類を知ることも重要かもしれない。

目が充血している時、乾燥による痒みがある時、眼精疲労を感じる時、点眼薬は非常に気軽に利用でき、多数のブランドの多種の目薬が市場に出回っている中で、最近からテレビでのコマーシャルに登場している処方点眼薬は2021 年 10月にFDAが認可したVuity(ビュイティ)という製品である。これは、どのような点眼薬であるかを調査したところ、成人の加齢に伴うぼやけた近視(老眼)を治療するための「最初で唯一」の処方点眼薬である。物体を間近で見ることが難しくなっている人、つまりPresbyopia(老眼)の症状に対処するために開発されたものであり、ほとんど40代、50代の視聴者にアピールしているようである。

メイヨー・クリニックによると、老眼の症状は近くの物体に焦点を合わせる目の能力が徐々に失われることである。それは老化の自然現象であり、通常40代前半から半ばに顕著になり、65歳前後までに悪化し続ける。本や新聞を腕の長さに持って読むようになると、それは老眼の兆候である。基本的な目の検査は、老眼を確認することができ、眼鏡やコンタクトレンズで状態を修正することが可能である。老眼は徐々に発症するので、40歳を過ぎると、以下のような兆候や症状に最初に気付く場合がある。①  文字をより明確にするために読む物をより遠くに保持する傾向、②  通常の読書距離で目がかすむ。 ③  読書や近い距離で目を使う作業後の眼精疲労や頭痛、 ④  目が疲れている場合や照明が暗い場所にいる時、これらの症状が悪化する。

以下のような症状がある場合、「眼科医に相談」する必要がある。①  目を近づけた読書でぼやける場合、②  近い距離で集中的に目を使う作業、または他の通常の活動を楽しむことを妨げている場合。加えて、次のような症状がある場合、「即時に医師の診察」を受ける必要がある。①  目の痛みの有無にかかわらず、片方の目が突然、視力喪失を引き起こす。②  突然のかすみ目またはかすみ目を体験する。③  光の点滅、黒い斑点、または光の周りで、虹のような色のリングを見る場合、④  複視がある。

つまり、ビュイティは、このような問題がある個人の為の最初の処方点眼薬である。ビュイティ点眼薬のサイトによると、成人の加齢に伴うぼやけた近視(老眼)の治療に使用されるビュイティの有効成分は塩酸ピロカルピン1.25%(12.5 mg)であり、防腐剤として、0.0075%の塩化ベンザルコニウムが含まれている。主に瞳孔のサイズを小さくして、近くで見ることができるようにすることで機能する。重要な安全情報として、⑴  いずれかの成分にアレルギーがある場合は使用できない。⑵  夜間の運転や暗い場所で危険な活動を行う場合は注意が必要である。⑶  近くの物体と遠くの物体の間で焦点を変更すると、一時的な問題が発生する可能性がある。⑷   視界がはっきりしない場合、運転や機械の使用を避ける。⑸  突然視力が低下した場合は、直ちに医師の診察を受ける。⑹  コンタクトレンズを着用している場合、ビュイティを使用する前にコンタクトレンズを外す。⑺  コンタクトレンズを再挿入する前に、投薬後10分待つ。⑻  内容物が汚染される可能性があるため、容器のスポイト先端表面に触れない。⑼  複数の局所眼薬を使用する場合、薬は少なくとも5分間隔で投与する必要がある。⑽  最も一般的な副作用は、頭痛と目の充血である。処方薬の副作用をF​​DAに報告することを勧めている。

さて、上記の症状も含めて、目の健康に問題がある場合、どの眼科医に相談するべきだろうか?目の医者には3つのカテゴリーがある。それは ⑴  目の病気や障害を調べ、診断し、治療し、管理する 検眼医(Optometrists)、⑵  目と視力の問題を診断し治療を専門とする医師である眼科医(Ophthalmologists)、⑶  眼科を専門とし、眼と網膜の硝子体の病気と手術を専門とする医師である網膜スペシャリスト(Retina Specialists)に分類することが可能である。通常、一般的な目の病気を診断する検眼医、および老眼の治療に関与している眼科医の両方がビュイティの処方箋を提供している。

要するに、この点眼薬は、良好な適応患者であると診断された場合に処方箋を受けることができ、もっと機能的な生活が向上する可能性があるということである。副作用もあることから、眼科医が副作用より利点の方が大きいと判断した場合、目の老化はこの点眼薬によって治療可能になったということである。点眼した後に機能するまで15分かかり、効果は約6時間続くと言われている。これは非常に最新の点眼液であるため、医者の処方が必要であるが、時間の経過とともに、広範に利用されるようになり、副作用の報告がほとんどマイナーになると、将来、処方箋は不要になるかもしれない。

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