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前大統領ジョー・バイデンは攻撃的な前立腺癌であると診断されたことが18日に伝えられた。癌は彼の骨まで転移しているが、効果的な治療方法があるとされている。バイデンの事務所は、前大統領ジョー・バイデン(82歳)が16日に排尿症状で医師の診察受け、攻撃的な前立腺癌は骨にまで転移していると18日の声明で発表した。
ジョー・バイデンの心身の健康は、現在も時折話題になっていた。たとえば、バイデンはハリウッド俳優で民主党の寄付者でもあるジョージ・クロニーを認識できなかったと伝えられた。また、在任最後の年にバイデンの主要補佐官の名前を思い出すこともできなかったという。これはCNNのジャーナリストであるジェイク・タッパーとアレックス・トンプソンの共著によるOriginal Sinで主張されたものである。著者らは「バイデンの身体の衰弱は、よろめきの歩き方に最も顕著に表れており、非常に深刻になっていたため、大統領を車椅子に乗せることについて内部で議論されたが、選挙が終わるまで実行できなかった」と書いている。
そして、バイデンの前立腺癌は骨に拡大しているという。ニューヨーク・タイムスが18日に伝えたところによると、「バイデンは排尿症状を訴え、医師らは前立腺に『小さな結節』を発見した。声明によると、バイデンのがんは『グリーソンスコア9』で『骨転移』を伴うとされている。 グリーソンスコアは、前立腺がんを顕微鏡で観察した際の状態を表すもので、9と10が最も悪性度が高いとされている。バイデンのがんはステージ4で、転移していることを意味する」という。バイデンの事務所から出された署名のない声明には、「これはより悪性度の高い病態ですが、がんはホルモン感受性が高いため、効果的な治療が可能であるようです。大統領とご家族は、医師と治療の選択肢を検討しています」と記述されている。前立腺がんの専門家は、バイデンの診断は深刻であり、がんが骨に転移すると治癒は不可能だと述べている。しかし、デューク大学の前立腺がん専門医、ジャッド・モール博士は、前立腺がんが転移した男性は「5年、7年、10年、あるいはそれ以上生きられる可能性がある」と述べている。バイデンと同年代で前立腺がんと診断された男性を定期的に診察しているモール医師は、「生存率は過去10年間でほぼ3倍になりました」と述べた。
ジョー・バイデンは19日午前1時31分に、猫を抱いたジル夫人との写真を添付したXでの投稿で、「がんは私たち全員に影響を与えます。皆さんと同じように、ジルと私は、傷ついた時にこそ強くなれることを学びました。愛と支えで私たちを励ましてくださり、ありがとうございます」と書いている。2025年1月20日午前中に大統領として退任後、目立たぬ姿勢を貫き、デラウェア州でほとんどの時間を過ごした後、ワシントンD.C.に通勤してスタッフと面会し、退任後の生活計画を立てていた。トランプが大統領就任から100日を過ぎ、自身の大統領生活と2024年の大統領選に関する書籍の出版を控えた頃、バイデンはインタビューに応じ、彼の「精神状態は悪化しているという主張に反論」した。バイデンはザ・ビューのインタビューで「彼らは間違っている。それを支持するものは何もない」と述べた。
米国では、何人くらいの男性がこの類の癌を患うのだろうか?アメリカ癌協会の記録によると、2025年の米国における前立腺がんの新規発症者数は約313,780人である。 前立腺がんによる死亡者数は約35,770人である。前立腺がんの年間診断数は、2007年から2014年にかけて大幅に減少した。検診の推奨事項の変更により、検診を受ける男性の数が減少したことと重なっているが、2014年以降、前立腺癌の発生率は年間3%増加している。男性の約8人に1人は前立腺がんのリスクに直面し、生涯のうちに前立腺がんと診断されている。しかし、前立腺がんのリスクは、年齢、人種/民族、その他の要因によって異なる。
例えば、前立腺がんは高齢男性に多く発症する。前立腺がんと診断される人の約6割は65歳以上の男性で、40歳未満の男性では稀である。男性が初めて診断される平均年齢は約67歳である。前立腺がんのリスクが高いのは 、他の人種の男性より、アフリカ系アメリカ人男性およびアフリカ系カリブ海諸国出身の男性である。前立腺がんは、肺がんに次いで、米国男性におけるがんによる死亡原因の第2位である。男性の約44人に1人が前立腺がんで死亡する。前立腺がんは深刻な病気あるが、前立腺がんと診断された男性のほとんどは、この病気で死亡することはない。前立腺がんによる死亡率は、1993年から2022年の間に約半減したが、これは早期発見と治療の進歩によるものと考えられている。近年、死亡率の低下ペースは鈍化している理由として、進行期のがんが発見されるケースが増加していることを反映しているという。
最後に、ジョー・バイデンは攻撃的な骨転移の前立腺癌に直面しているが、近年の医学科学の進歩により、死の危険には直面していないことを示唆している。バイデンを良く知る人々は、バイデンが戦う姿勢があり、楽観的であると言う。バイデンの副大統領であったカマラ・ハリスはソーシャル・メディアでの投稿で、「ジョーは闘士です。彼の人生とリーダーシップを常に特徴づけてきた強さ、回復力、そして楽観主義で、この試練に立ち向かってくれると確信しています。私たちは、彼の完全かつ迅速な回復を願っています」と書いた。元大統領は一般的市民と異なり、優秀な医学関係者からのアドバイスを得ることが可能であるため、バイデンは、優れた治療を受けることが可能であると思われる。アメリカ癌協会によると、骨転移した前立腺がんの治療には、化学療法や免疫療法などの他にも、骨粗鬆症の治療に利用されている「ビスフォスフォネート系薬剤が使用されることもある」という。また、「デノスマブは、前立腺がんが骨に転移した場合に有効な薬剤である」と言う。