歴史的に最も長く43日間続いた政府閉鎖は、12日にドナルド・トランプ大統領が法案に署名したため、2025年11月13日から連邦職員は職場に戻ったようである。この法案には、解雇された連邦職員の再雇用や栄養補給プログラムの資金も含まれている。民主党は医療保険の支払いの高騰を防ぐため、ACA助成金を延長する為の戦いを強行する動きを示している。
政府閉鎖を終えた法案は10日夜に米国上院議会で可決し、下院議会では12日午前中に投票が行われた。政府閉鎖を終えるためにトランプ大統領が署名した予算法案は、米国上院議会民主党の大多数(47人中40人)が、ACA助成金の延長が含まれていない法案には投票しなかった為60対 40票で可決し、下院では222対 209票で採決した。この法案は1月30日まで政府に資金を調達するが、短期的であることから、来年再度政府閉鎖は起きないという保証はない。
しかし、政府閉鎖は終焉した為、連邦給与は15日から支給されるとの報告もある。これには10月1日以降一時帰休となった連邦職員65万人及び無給労働を強いられた約60万人に未払い賃金を支払うことになる。解雇された連邦職員の4,000人を職場に戻す条項が含まれている。恐らく、交通省の職員、とりわけ連邦航空局(FAA)に属する管制塔の職員も含まれており、空の旅はもっと安全になる可能性がある。加えて、フード・スタンプとよばれる補足栄養支援プログラム(SNAP)には2026年9月まで資金が割り当てられている。
一方、この法案にはオバマケア(ACA)の助成金が含まれていないので、引き続き民主党はこの戦いを増強する勢いがあるようだ。上院多数派リーダーのジョン・スゥーンは今後、協議のための投票を行い、民主党が選択した政策について12月中旬までに採決を行うと公的に約束した。しかし、党内ではその約束を確約していない。米国下院議会でも共和党議長マイク・ジョンソンも同様の約束をしておらず、下院民主党議員らは、現在、公的に怒りを表明している。スゥーン及びジョンソンはいずれも、ACAの助成金は保険会社への支払いは無駄であり、納税者を搾取し、多くの問題を抱えている為、改革が必要であるとし、補助金の採決を保証することはできないと示唆している。トランプ大統領は8日に税制優遇措置を延長しないことで節約した資金を「直接国民に」送金するよう求めた。
ACAの補助金が延長されない場合、毎月の保険料は2026年1月から、現在の2倍または3倍になると予測されている中で、12月末までに解決しない場合、医療保険を失う人々が急増する可能性が高くなる。下院民主党議員らは、ACA補助金の延長に向けて戦う構えを見せている。下院民主党少数派リーダーのハキーム・ジェフリーズは複数のニュース番組のインタビューや記者団への声明を通して、民主党は期限切れとなる医療保険補助金の延長を引き続き求めていくと述べ、「下院民主党は、この戦いに勝つまで戦い続けます。この戦いはまだ終わっていません。まだ始まったばかりです」と言った。そして、現在下院民主党議員らは免責請願書に218人の署名を集めて、下院本会議でACA補助金の延長の法案採決を強行する構えを示している。民主党の主な活動は、無党派地区の共和党を説得することである。この戦略が成功するという保証はないが、上院共和党リーダーのジョン・スゥーンは12月中旬までに採決を行うと公的に約束している為、上院民主党は下院民主党議員らと団結する必要がある。共和党はACAには改革が必要であると述べているが、その改革案については微塵も語っていないので具体的な案はないことを示唆している。
最後に、歴史的に長かった政府閉鎖は前代未聞の混沌を引き起こし、栄養補給プログラムも停止され、閉鎖の最後の段階で飛行便は大幅に削減された。飛行便は、政府閉鎖のため、FAA下の航空管制官の人員不足による安全確保のため空港での飛行便を削減しており、現在も一部の飛行便の欠航は続いているが、政府が再開されたため感謝祭前後の飛行便スケジュールは通常に戻る可能性がある。これは政府閉鎖が終わった後の顕著な安堵するニュースである。また、フード・スタンプは、対象者全て(4,200万人)にフルに支払われる可能性が高い。