反響を呼んだバッド・バニーの演出に対する大統領の激しい批判

Photo credit : The Morning Call

昨夜のスーパボールで最も注目されたイベントは、15分以内のバッド・バニーのパフォーマンスに対して、トランプ大統領がソーシャル・メディアで長々と批判したことである。その批判後、バニーは12時間以内で3つの行動に出たとされている。最も評価された行為は、団結を訴え、彼の収入を全米のホームレスの人々に寄付したとされていることである。これらのイベントは、ユーチューブでも大幅に紹介された。

日曜日(2026年2月8日)にカリフォルニア州サンタクララのリーバイス・スタジアムで行われた試合で、バッド・バニーは著名なゲストであったポップシンガーのレディー・ガガとリッキー・マーティンと共に、スーパーボウルのハーフタイム・ショーに出演した。レディー・ガガはバッド・バニーに続いてステージに登場し、自身の楽曲「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」をサルサ風にアレンジしたバージョンを披露した。その後、ラテン界のスター、リッキー・マーティンがパフォーマンスを行った。バニーは15分以内のパフォーマンスのほぼ最後に、英語のメッセージで、「アメリカに神のご加護を」と伝え、ダンサーたちはそれぞれの国の国旗を掲げながら、中央アメリカ、南アメリカ、北アメリカの国々が順番に紹介された。バニーは「私たちは共にアメリカです」という英語の文字が刻印されたフットボールを手に持ち、スペイン語で「私たちはまだここにいる」と語った。

トランプ大統領は、スーパーボウルのハーフタイム・ショーに出演したバッド・バニーの愛称で知られるプエルトリコ出身のスーパー・スター・ミュージシャンであるベニート・アントニオ・マルティネス・オカシオを非難し、主にスペイン語で行われたパフォーマンスの後、「この男が何を言っているのか誰も理解できない」と不満を述べた。大統領は、バニーのパフォーマンスを卑下し、批判した。トランプ氏は8 日のソーシャル・メディアへの投稿で、このショーは「全くひどい、史上最悪の一つだ。 我が国への侮辱である。このめちゃくちゃなハーフタイム・ショーには、何一つ感動的なものはない。全く意味不明で、アメリカの偉大さに対する侮辱であり、我々の成功、創造性、卓越性の基準を全く満たしていない。この男が何を言っているのか誰も理解できないし、ダンスもひどい。特にアメリカ全土、そして世界中から見ている幼い子供達にとっては、なおさらだ」と強烈な非難を表明した。

米国の領土であるプエルトリコのバヤモンで生まれた彼は米国市民である。1994年3月生まれ(31歳)のバッド・バニーは、スペイン語のラップ音楽を世界的に広めた功績が認められ、現在、史上最高のラテン・ラッパーの一人と認識されている影響力のある一人である。トランプ氏がバッド・バニーのスーパーボウル・ハーフタイム・ショーを激しく非難してから12時間も経たないうちに、誰も予想していなかったことが起こった。

バッド・バニーは3つの予期せぬ行動に出たのである。YouTubeのビデオで拡大したクリップによると、「バッド・バニーは即座に3つの行動で応えた。 まず、最悪の事態に備え、彼はステージに上がる前に防弾チョッキを着用し、帰路のために専用の医療車両とボディガードを用意した。多くの人はこれを過剰だと考えたが、トランプ氏の憎悪に満ちた発言は、かえってバッド・バニーの置かれた危険な状況を浮き彫りにし、彼への支持をさらに高める結果となった。 次に、バッド・バニーの弁護団は、全米でトランプ氏が所有するホテルやプライベート・クラブに対し、非常に厳格な著作権侵害警告を発した。これにより、これらの施設はハーフタイム・ショーを視聴できないという、恥ずべき状況に陥ったのである。 そして最後に、報復する代わりに、バッド・バニーは団結と愛を促進することに焦点を当てた。彼はパフォーマンスの視聴による収益のすべてを、全米のホームレスの人々に静かに寄付した。」

バニーのステージは明らかに、彼が生まれたプエルトリコと米国の地域社会がテーマであったようである。彼のパフォーマンスには政治的な主張はなかった。しかし、バニーは先週、グラミー賞授賞式で受賞した時に「ICEは出て行け」と発言し、トランプ政権の過激な移民取り締まりを含む移民政策を公然と批判した。主に多様人種が多い米国の都市でICE(移民税関執行局)の職員らが、平和的に抗議している抗議者らに暴力的に対応し、先月、二人が銃殺された後に、トランプ氏の移民政策に対する支持は劇的に減少したことはご承知の通りである。人種間の政治的緊張が続いている中で、トランプ氏は、非常に影響力のあるラテン系のミュージッシャンのパフォーマンスを批判する必要はなかった。2016年の最初の大統領選挙以来、メキシコからの移民またはスペイン語圏の国からの移民に対して、大統領はしばしば、憎悪と偏見に満ちたレトリックによる攻撃で知られているからである。ましては、アメリカ合衆国の領土であるプエルトリコで生まれた影響力のある著名な有権者を大統領にとってマイナスになる方法で刺激する意味はない。バニーのステージは、人種的な要素があったため、トランプ氏を支持する一部の共和党員でさえ大統領の発言に抵抗を示した。現在、議会共和党リーダー達は、11月の中間選挙で多数派を失う可能性を恐れており、タイミングも良くなかった。

アメリカ・ウオッチ- Yuko's Blogをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む