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ご承知のように、すべての食品には化学化合物が含まれる。抗酸化作用および抗炎症作用のある植物性化合物として知られるポリフェノールもその一つであり、植物由来の食品に含まれる植物性栄養素である。これは、体内の炎症をコントロールし、体内酸化を防御する働きがあることで知られている。ポリフェノールを豊富に含む植物を摂取すると、多くの慢性疾患の根本原因から体を守ることがすでに知られている。最近発表された新しい研究は、心臓の健康増進との関連性を更に裏付ける証拠を提供しているとされている。
ハーバード・ヘルスが1月26日に掲載した記事は、2025年11月27日付の医学誌BioMed Central (BMC)Medicineに掲載されたこの研究について概略的に説明している。この研究の参加者は3,100人以上であり、その中の97%は女性であり、平均年齢52歳である。研究チームは、参加者の健康状態および自己申告による食事情報を評価し、その後、平均11年間にわたり追跡調査を行った本格的な研究で、各参加者による主要なポリフェノール含有食品20品目の摂取量を測定し、それに基づいて「ポリフェノール豊富食スコア(PPS)」を算出した。また、より信頼性の高い摂取量評価を行うため、参加者のうち200名から尿サンプルを採取し、ポリフェノール代謝産物(ポリフェノール摂取の痕跡となる物質)の分析を行うという、一歩踏み込んだ調査も実施した。
参加者のPPSスコアは、20点から100点のスケールにおいて、23点から87点の範囲に分布していた。全体として、PPSスコアが高い参加者や、尿中のポリフェノール代謝産物レベルが高い参加者は、血圧が低く、コレステロール値がより健康的な水準にあり、心臓病のリスクも低い傾向が見られた。平均して、PPSスコアが10ポイント上昇するごとに、標準的な心臓病リスク・スコアは8.5%低下することに関連しているとの結果が得られた。この研究は観察研究であるため、ポリフェノールを豊富に含む食品が心臓への健康上の利益をもたらしたことを直接証明するものではないが、ベリー類、お茶、葉物野菜、ナッツ類といったポリフェノールを豊富に含む植物性食品を、日々の食事にたっぷりと取り入れることが賢明であるという、さらなる根拠を提供している。
UCLA Healthの記事によると、「ポリフェノール」という言葉は、植物に天然存在する化学化合物の広範なカテゴリーに言及する。これらは、太陽からの紫外線による損傷から植物を保護するほか、病気の原因となり得るウイルス、細菌、真菌、その他の病原体に対する植物の抵抗力を高める働きをする。こうした低分子化合物は、これまでに8,000種類以上が特定されている。ポリフェノールは、その化学構造の違いに基づいて幾つかの下位カテゴリーに分類される。その中には、ポリフェノールの有益な特性について語られる際によく言及されるフラボノイドも含まれている。ポリフェノールがヒトにとって有用である理由の一つは、その抗酸化作用および抗炎症作用にある。生活習慣と健康転帰との関連を調査した研究では、ポリフェノールを豊富に含む食事が、二型糖尿病、心血管疾患、骨粗鬆症、神経変性疾患、肥満、および特定のがんの発症に対して、予防的な効果をもたらす可能性を示す証拠がある。
最後に、ポリフェノールは体内で抗酸化物質として機能するだけでなく、数多くの健康上のメリットがあるということである。従って、ポリフェノールを豊富に含む食事は心血管疾患、糖尿病などの予防に効果があるということである。ポリフェノールを豊富に含む食品には何があるだろうか? UCLA Healthによると、ブルーベリー、プラム、サクランボ、リンゴ、イチゴ、ブラックカラント、ブラック・オリーブ、ダーク・チョコレート、紅茶、コーヒー、ヘーゼル・ナッツ、ピーカンなどが含まれる。また、ウコン、クローブ、シナモン、ショウガ、キューミンといった一部のスパイスも、ポリフェノールを豊富に含んでいる。野菜類ではアーティチョーク、チコリ、赤色玉ねぎ、ほうれん草の順にポリフェノールの含有量が高い。