水曜日の非公開昼食会での大統領の様子について、その後、記者団に語った一部の議員は、トランプ大統領が上院共和党議員らに昼食会で会った時、不満を募らせていたと述べた。そして、一部の議員と喧嘩腰になり、「怒り狂っていた」という。この昼食会は、決して穏やかなものではなく、対イラン戦争が共和党との関係も引き裂いているという。共和党上院議員らは、彼らの権利を取り戻すことにも目覚めたという。そして、議員らは同様に、大統領が住宅法案への署名をキャンセルしたことに憤慨しており、双方が苛立っているタイミングでの昼食会となったようである。
ニューヨーク・タイムスが24日に伝えたところによると、ジョン・ケネディ上院共和党議員(ルイジアナ州)は、トランプ大統領が『激怒していた』と語った。公的に語った幾人かの議員によると、トランプ大統領が抱えていた不満は幾つかあるが、昨日上院議会が「イランに対する軍事作戦の停止、あるいは継続のための議会承認を大統領に求める「戦争権限決議案」に賛成票を投じた4人の共和党議員に特に怒っていたという。「彼らの支持によってその決議案は可決に至り、大統領の戦争遂行姿勢に対する異例の超党派的な批判が突きつけられる形となった。トランプ氏は、『なぜ戦争権限法に賛成票を投じるような真似をするのだ?』と問い詰めた。 大統領の荒っぽい口調の問いかけに、上院議員らは一瞬、言葉を失い沈黙した。」先月の予備選挙でトランプ氏が支持する対立候補に敗れたビル・キャシディ上院議員(ルイジアナ州)が口を開き、大統領の戦争遂行のあり方や、それに関する議会への説明不足を厳しく批判した。「私は立ち上がり、『あなたは国民に何が起きているのかを説明していません』と言いました。当初は4週間で終わるはずだったのに、もう4ヶ月も続いています。当初の目的は達成されていません。私は何が起きているのかを知りたいのです」と述べた。
戦争権限決議案に賛成した共和党議員4人の一人であるキャシディ氏は、会合後に、トランプ氏が議会の承認なしに進めてきたこの戦争について、上院議員らが未だに包括的な説明を受けていないことに触れつつ、やり取りの中で苛立ちを募らせていったと語った。また、昼食会中、トランプ氏は、デイブ・マコーミック共和党議員(ペンシルベニア州)が23日の投票を欠席したことに特に腹を立てていた。その決議は僅差で可決されたためである。当時、マコーミック氏は大統領に同行しており、仮に出席して「反対」票を投じたとしても、法案を否決するには至らなかったという。また、トランプ氏は決議を支持した共和党議員の一人であるリサ・マーカウスキー氏(アラスカ州)に対しても激しい言葉を浴びせ、「ひどい人間だ」と非難したという。
トランプ氏が中間選挙での共和党の勝利に不可欠だと主張していた「新たな投票制限を課す」SAVE法案を共和党が「成立できなかったことを嘆き、何年も前の法廷闘争について不満を漏らし、上院のフィリバスター(議事妨害)の慣行を撤廃しようとしない党の姿勢を批判し、さらに停滞している司法人事について議員らに詰め寄った。」キャシディ氏や他の出席者によると、「大統領は異議を唱えられることを好まず、やり取りは急速に激化し、ついには怒鳴り合いに発展した」という。トランプ氏は元医師であるキャシディ氏に対し、「お前は選挙に負けたじゃないか」と言い、彼を「敗北者」と呼び、怒鳴りつけた。両者は互いに苛立ちを露わにした言葉を交わした。キャシディ氏は、その後、「誰かに威圧的な態度をとられたら、黙って耐えるつもりはない。大統領に対してであっても、私はアメリカ国民のために立ち上がっているのだから、大統領に異を唱えたことについて謝罪するつもりはない」と後に語った。
トランプ氏の苛立ちは、戦争権限法が50対 48票の僅差で可決したというだけでなく、政治や政策をめぐり、彼と上院共和党との間には数週間にわたって緊張関係が続いていることも一因である。一方、共和党議員らも、中間選挙を前に、住宅費を含む生活コスト高騰への取り組みをアピールする「勝利の瞬間」を期待していただけに、超党派による主要な住宅関連法案の署名を突然中止するという大統領の決定が「それを台無し」にしたという。これまで、一年以上、共和党指導層は「多くの問題でトランプ氏と強固に足並みを揃えているものの、イランをめぐる情勢は党内の亀裂を露呈させた。当初は大統領にほぼ無条件で従っていた一部の共和党上院議員たちも、議会がより大きな役割を果たすべきだと主張し始めている。」
最後に、不満を募らせていたのは議会も同様である。テキサス州の予備選では、現役の真面目な上院共和党議員ジョン・コーニンを支援せず、法的にスキャンダルのあるケン・パクストンを後援するという大統領の行動も歓迎されていなかったと言われている。超党派による主要な住宅法案の署名を突然中止するという大統領の行動も共和党議員らの期待を裏切るものとなった。そして、「戦争権限決議案」の可決は、共和党議員らもイランでの戦争に反対し始めたことを示唆している。昼食会で、何が起きたかを記者団に語った共和党議員らの話とは対照的に、会合を終えて出てきたトランプ氏は「険悪な雰囲気」だったその集まりについて、「本当に素晴らしい会合でした。我々は党を非常に誇りに思っています。我々は党のリーダーを支持しているし、あの場にいた全員のことが好きですよ、本当に。気に入らない人間も何人かいますけど。まあ、それはそれで構いませんが—-」と語り、「明るく振る舞った」という。議会メンバーの報告とは異なるこの反応は、上院共和党議員らと生産的な協議がほとんどなかったことを示唆している。そして、政権第二期目の6月24日の稀な昼食会は、幾人かの共和党議員らがすでにトランプ氏と決別し、上院共和党議員らが彼らの権利を取り戻す意欲を燃やし始めた時に来ており、喧騒的な雰囲気は今後も続く可能性があることを示唆している。