
イオンモール Photo credit : The New York Times
2026年7月28日、日本時間午後4時27分に熊本県の熊本地方でマグネチュード7.1度の地震が発生しました。震度は6.8に修正されたと米国の主要メディアが伝えています。日本は地震国であると言われますが、確かに、2001年からの記録を見ると、国土の狭い日本のどこかでほぼ毎年地震が発生しています。
地震に続いて、熊本県嘉島町のイオンモールで爆発が発生し、崩壊した建物の瓦礫の中に被害者が埋まっている可能性があることから、熊本県での地震は米国のメディアが注目しています。正確な死者数や安否不明者の数は現時点で不明だと思われます。しかし、空からの被害状況を追跡したビデオで、現場で車の中で身を潜めていた目撃者の証言によると、イオンモールでの爆発は28日午後5時40分頃であり、すでに多くの訪問者は避難していたはずであるものの、20〜から30人の授業員が中に閉じ込められている可能性があるとのことです。爆発音はモールから1.5kmの地点で、鮮明に聞かれたと言います。広範囲地域での被害状況を空から報告されたビデオによると、ある高速道路では道路の一部で中央に大きな切断寸前のコンクリートが突き出ており、走行不可能になっている状態、信号が機能不全となった状況、歴史的な寺院の屋根が破壊された状態、熊本城の外壁の一部が崩壊したビデオ、日本製紙八代工場の倒壊した煙突を捉えた空撮映像などが米国の主要メディアに紹介されています。熊本県内で、40,000世帯が停電に直面し、負傷し、病院に搬送された数は約50人であることを伝えています。高市早苗総理は28日、国民に向けて以下の声明を発表しました。

日本製紙八代工場 : Photo credit : Fox News
本日、16時27分頃、熊本県熊本地方を震源とする地震が発生し、熊本県宇城市氷川町で最大震度7を観測したほか、九州の広い範囲にわたって強い揺れを観測しております。この地震に伴い、有明・八代海に津波注意報が発表され、1メートル程度の津波が予想されています。まず、海岸に近づかないよう注意してください。関係省庁に、早急に被害状況を把握すること、地方自治体とも緊密に連携し、人命第一の方針の下、政府一体となって被災者の救命・救助等の災害応急対策に全力で取り組むこと、国民の皆様に対して津波や避難等に関する情報提供を適時適確に行うことを指示しました。現地の警察/消防を中心として、救命/救助活動を最優先に、災害応急対策に全力で取り組みます。また、内閣府の調査チームを先ほど被災地に派遣致しました。人的被害や物的被害については現在も確認中ではありますが、既にけが人も出ていると伺っており、停電や火災が発生している地域もあり、また道路や橋の損壊、建物の倒壊もあり、とにかく安全な場所に避難するなど、皆様には身を守る行動を取ってください。揺れの強かった地域においてはこの後も、引き続き1週間程度となりますが、同程度の地震の発生の可能性もありますので、注意して下さい。政府としては全力で対応して参ります。

熊本城 Photo credit : Yahoo
日本は地理的に地震の頻度がアジア諸国の中では比較的に高いとされています。熊本は九州本島に位置し、福岡、大分、宮崎、鹿児島の境に隣接しています。熊本県は人口約1,673,000であり、そのうちの約45%の区域は水道水が全て地下水から供給されている世界でも稀有な都市であることで、熊本は一部米国でも知名度のある都市です。国内で震度7を観測された地震は2024年に能登半島で発生した地震以来であり、2016年に発生してから、ちょうど10年目に当たります。高市早苗首相が今後一週間、警戒を緩めてはならないと警告している理由は「内陸直下型の大型地震であるため、今後も激しい揺れが続くおそれがある」ためです。
| 年月日 | 震度・(死者数 | 地震名・発生地 |
| March 24, 2001 | 6.7 Mw ( 2 | 2001年芸予地震 |
| September 25, 2003 | 8.3 Mw (1 | 2003年十勝沖地震 |
| October 23, 2004 | 6.6 Mw (68 | 新潟県中越地震 |
| March 20, 2005 | .0 Mw (1 | 福岡県西方沖地震 |
| August 16, 2005 | 7.2 Mw | 宮城県沖地震 |
| November 15, 2006 | 8.3 Mw | 2006年千島列島沖地震 |
| January 13, 2007 | 8.1 Mw | 2007年千島列島沖地震 |
| March 25, 2007 | 6.9 Mw (1 | 能登半島地震 |
| July 16, 2007 | 6.6 Mw (11 | 新潟県中越沖地震 |
| June 14, 2008 | 6.9 Mw (12 | 岩手・宮城内陸地震 |
| August 11, 2009 | 6.6 Mw (1 | 駿河湾地震 |
| February 26, 2010 | 7.0 Mw (1 | 沖縄本島近海地震 |
| December 21, 2010 | 7.4 Mw | 父島近海地震 |
| March 9, 2011 | 7.2 Mw | 東北地方太平洋沖地震 |
| March 11, 2011 | 9.1 Mw (19,759 | 東北地方太平洋沖地震 |
| March 11, 2011 | 7.1 Mw | 東日本大震災 |
| April 7, 2011 | 7.1 Mw (41 | 宮城県沖地震 |
| April 11, 2011 | 6.6 Mw (6 | 福島県浜通り地震 |
| July 10, 2011 | 7.0 Mw | 福島県浜通り地震 |
| January 1, 2012 | 6.8 Mw | 鳥島近海地震Izu Islands, |
| December 7, 2012 | 7.3 Mw (3 | 三陸沖地震 |
| October 26, 2013 | 7.1 Mw | Honshu 福島県沖地震 |
| November 22, 2014 | 6.2 Mw 6.7 MJMA | 長野県地震 |
| May 30, 2015 | 7.8 Mw | 小笠原諸島西方沖地震 |
| April 14, 2016 | 6.2 Mw (9 | 熊本地震 |
| April 16, 2016 | 7.0 Mw ( 273 | 熊本地震 |
| November 22, 2016 | 6.9 Mw | 福島県沖地震 |
| June 18, 2018 | 5.5 Mw ( 4 | 大阪府北部地震 |
| September 6, 2018 | 6.6 Mw (41 | 北海道胆振東部地震 |
| June 18, 2019 | 6.4 Mw | 山形県沖地震 |
| February 13, 2021 | 7.1 Mw (1 | 福島県沖地震 |
| March 20, 2021 | 7.0 Mw | 宮城県沖地震 |
| October 7, 2021 | 5.9 MW | 千葉県北西部 |
| March 16, 2022 | 7.3 MW (4 | 福島県沖地震 |
| May 5, 2023 | 6.2 Mw (1 | 奥能登地震 |
| January 1, 2024 | 7.5 Mw (703 | 能登半島地震 |
| August 8, 2024 | 7.1 Mw | 日向灘地震 |
| December 8, 2025 | 7.6 Mw | 青森県東方沖地震 |
| April 20, 2026 | 7.4–7.5 Mw | 三陸地震 |
| July 28, 2026 | 7.1 Mw | 熊本地震 |
記号Mwはモーメント・マグニチュード・スケールを表します。 *死者数の記載されていない箇所は死者数が報告されていないことを意味します。
日本の地震発生の頻度は驚異的です。2001年から2026年4月までのWikipedia英語版の記録によると、地震が発生しなかった2002年、2017年、2020年を除き、ほぼ毎年発生しています。2011年3月 11日に発生した震度9.1の東北地方太平洋沖地震では19,759人が死亡するという最も多い最悪の地震となりました。2016年4月14日に震度6.2(死者9人)および2日後の4月26日午前1時25分に発生し、震度7.0による熊本地震では273人が死亡し、2,700人以上が負傷しました。また、道路、橋、主要な観光地である熊本城の城壁を含む数千棟の建物が被害を受けました。28日午後4時27分に発生した被害者数は現在のところ不明です。