米大統領は、ロシアのプーチン大統領とディーゼル取引に合意した後、ウクライナのゼレンスキー大統領が、ロシアの燃料施設を爆破しているため、同国は別の大統領と入れ替えるべきであると主張しました。その後、ヴォロディミール・ゼレンスキー大統領は、ロシアがウクライナの燃料施設への破壊を停止した場合、彼の国も即時に停止すると反応しました。双方がお互いに、最も重要なエネルギー・インフラを攻撃しあっているという現状は忘れられていたようです。この状況下で、一部の共和党議員及び欧州連合(EU)は、このディーゼル取引に反対していることを表明し、ウクライナへの支持を明白にしました。
複数の同盟国の各リーダーは電話を通して、ゼレンスキー大統領への強固な支持を引き続き表明しました。ゼレンスキー大統領のウェッブサイトによると、同氏は10月10日から11日にかけて、複数のEUのリーダー達から電話での激励を受けました。10日には、英国の首相アンディ・バーナム氏に対し、ゼレンスキー氏は支援への謝意と、ロシアの攻撃によって愛する人々を失ったすべての人々への哀悼の意が表明されたことへの感謝を伝えました。また、自爆型ドローンや弾道ミサイルを用いたロシアによるウクライナ各地への攻撃が、この日一日中絶え間なく続いている状況について説明しました。ゼレンスキー氏は、ロシアによるキエフへの弾道ミサイル攻撃の最中に、フランスのエマニュエル・マクロン大統領と電話会談を行い、ロシアに「世界を破壊し、戦争を永遠に続けられるという思い込みに対抗する「新たな措置が必要である」と強調しました。
ゼレンスキー大統領は、フィンランドのアレクサンデル・ストゥブ大統領と電話会談を行いました。2026年10月11日、ゼレンスキー大統領は、欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長、カナダのマーク・カーニー首相、フィンランドのアレクサンデル・ストゥブ大統領、およびNATOのマーク・ルッテ事務総長と電話会談を行いました。この日、ウクライナ国家安全保障・国防会議の決定を発効させる大統領令に署名しました。この決定は、弾道ミサイルの製造や金融分野での制裁回避に関与するロシアの団体、およびウクライナの一時占領地域において、ロシアの利益のために活動する個人に対する制裁を科すものです。また、ポーランドの首相に対し、安全保障情勢及びあらゆる脅威に対する支援と深い理解に謝意を表明しました。
加えて、幾人かの米国上院及び下院議会の共和党議員らは、ドナルド・トランプ大統領によるプーチン氏との合意を阻止する構えを示しています。上院選の激戦区で戦う2人の共和党候補であるミシガン州の元下院議員マイク・ロジャース氏とアラスカ州のダン・サリバン上院議員は、ロシアとの合意に反対の意を表明しました。 アラスカ州では、サリバン氏の広報担当ネイト・アダムス氏が声明を発表し、同議員は「エネルギー価格の高騰に対する解決策は、米国のエネルギーにおける優位性を確立することにあると考えている。つまり、ロシアから輸入するのではなく、アラスカのために、アラスカの人々によって、アラスカでより多くのエネルギーを生産することこそが重要です」と述べました。 再選を目指さない激戦区選出の共和党下院議員、ドン・ベーコン氏(ネブラスカ州)は、「これは大統領による重大な過ちです。ロシアが他国に侵攻し、夜間に都市を爆撃している状況下では、対ロシア制裁が適切であると人々は理解しているのです」と語りました。
最後に、ウクライナとロシア間の紛争について、トランプ氏はこれまで複数回、フリップ・フロップ(立場が変わりやすく一貫性がない姿勢)を示してきました。これも歴代の大統領とは異なる特徴です。しかし、明白にウクライナを支持しているEUは、トランプ政権がロシアに対する制裁を解除したことや、ロシアとディーゼルの取引に真っ向から反対しています。なぜなら、トランプ氏によるロシアとの取引は、ウクライナに侵攻したロシアに対抗しているウクライナを支持している米国及び同盟国の立場を弱体化するからです。有権者は既に、トランプ氏がイラン戦争に対する明確な政策がないことを理解し始めています。9月17日に公開されたFox News の調査によると、投票登録者の71%は、トランプ政権には「イラン戦争を終わらせるための明確な戦略がない」と感じていることが判明しています。9月21日のCNN/SSRSの合同世論調査では、64%のアメリカ人は、イランでの紛争に米国が勝利していないと信じていることを浮き彫りにしています。